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日本気象協会/小売向け商品需要予測サービス「売りドキ!予報」全国版

2019年07月16日 15:00 / IT・システム

日本気象協会とTrue Dataは7月16日、小売業向けの商品需要予測サービス「売りドキ!予報」の全国版の提供を開始した。

<売りドキ!予報の利用イメージ>
売りドキ!予報の利用イメージ
出典:eco×ロジプロジェクトホームページ

「売りドキ!予報」は、気象データに基づき、売り上げが伸びるタイミングを知らせることで、店舗全体の売り上げ増を見込めるだけでなく、売り上げの下がるカテゴリとその時期を事前に把握し、商品の製造量や仕入れ量を抑制することにより、食品廃棄を防ぎ地球環境の保全にも貢献する新サービス。人手不足が問題となっている昨今、経験や勘に頼らずに多くの従業員が体感気温や気象要素の変化による売り上げ傾向を予測することが可能になるという。

「関東版を4月から提供していたが、これにより、全都道府県の市区町村ごとの需要予測指数の算出が可能になり、全国のスーパーマーケットなどで導入できる。全国版に拡張するにあたって、雨(降水)による売り上げの影響効果を改良し、より高い精度を実現した」(同社)。関東版は7月16日時現在、10店で導入が進んだ。

日本気象協会が各種気象データを踏まえて予測した商品の需要予測指数(7ランク)、気象情報、販促カレンダー(MDカレンダー)を搭載したWEBサービスで、商品を550カテゴリ1以上に細かく分けた「スタンダード」(月額7万円)と、約120カテゴリに分けた「ライト」(月額5万円)の2プランを販売する。

需要予測指数は、True Dataが収集したPOSデータと日本気象協会が自社で保有する過去の気象データを解析して算出した。True Dataでは、統計的な処理を行っており、店舗を特定できる情報は一切公開していない。

2019年9月末までに申し込むと、申し込み後半年間は半額となる。半額適用期間は、最大で2020年3月末日まで。アンケートにより改善要望のヒアリングを実施し、要望の多い箇所から随時改善する予定だ。

<全国版「売りドキ!予報」で改善した内容>
全国版「売りドキ!予報」で改善した内容
出典:日本気象協会プレスリリース

全国版では、エリア・カテゴリごとに降水効果を反映し、予測精度を向上した。新たに雨(降水)の影響をエリア別・カテゴリ別に詳細に解析し、その結果を全国版「売りドキ!予報」に反映した。

■問い合わせ
日本気象協会
防災ソリューション事業部
先進事業課
TEL:03-5958-8154
ecologi_contact@jwa.or.jp

True Data
https://www.truedata.co.jp/contact

■売りドキ!予報
https://ecologi-jwa.jp/service/retail/

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