サイバーエージェント/AIカメラ活用「店舗サイネージ」の広告最適化

2021年02月18日 14:10 / IT・システム

サイバーエージェントのAI事業本部 DX本部は2月18日、AWLとともに、AIカメラを用いた「広告運用最適化機能」を開発し、店舗サイネージ配信プラットフォーム「ミライネージ」の機能として提供を開始した。

「ミライネージ」は、小売店舗に設置したデジタルサイネージのネットワーク化により、店舗に関わらずサイネージ単位でコンテンツの一括管理を可能にする小売業向け店舗サイネージ配信プラットフォーム。AIカメラを用いた視聴データの集計・分析から販促・宣伝の最適な配信運用ができる。

同社とAWLは資本業務提携、サッポロドラッグストアーとの広告開発契約のもと、リテール向けAIカメラソリューションを活用した店舗のデジタルトランスフォーメーション実証実験・共同商品開発を行っている。

今回「ミライネージ」に向け開発した「広告運用最適化機能」は、AIカメラを用いて、デジタルサイネージ前の通過数、滞在数、視聴数の計測、性別・年齢の属性分析が可能。可視化されたデータに基づき、クリエイティブ別の効果、視聴率と売上の相関性の分析結果も併せて提供する。

<滞在率を向上させる立ち寄り配信>
滞在率を向上させる立ち寄り配信

また、滞在率を向上させる立ち寄り配信も行う。

来店客をAIカメラが感知し、デジタルサイネージに接近したタイミングでの広告配信を実現。クリエイティブのループ配信とは異なり、商品棚の前を通過するタイミングで冒頭から配信を開始するため、訴求内容を明確に伝えることもできる。

先行してドラックストアにおいて行った配信では、「立ち寄り配信」の実施により滞在率が約10%向上する結果が見られたという。

■問い合わせ先
サイバーエージェント 
AI事業本部広報担当
E-mail:cyberagent.ai_pub@cyberagent.co.jp
TEL:03-6328-2694

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