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JR東日本クロスステーション/JR王子駅に出店する2店舗でDX施策導入

2022年04月21日 14:50 / IT・システム

JR東日本クロスステーションフーズカンパニーは4月22日、JR王子駅北口改札外に、主要ブランド「ベックスコーヒーショップ王子店」と「いろり庵きらくそば王子店」をオープンする。

<店舗外観イメージ>
店舗外観イメージ

「ベックスコーヒーショップ王子店」では、ベックスコーヒーショップブランドとして、初めてセルフレジ「TTG-MONSTAR」と呼び出しディスプレイを連動させ、お客への商品提供の案内向上を目指す。また、JR東日本のサブスク「JREパスポート」の対象店舗として同サービスの提供を行う。

TTG-MONSTARは、TOUCH TO GOにより開発された、次世代無人オーダー決済端末。「TTG-MONSTAR」を活用することで、スタッフと対面することなく小型の端末でオーダーから決済まで完了することができる。また、店舗にとっては、レジ業務を削減することができるほか、リアルタイムに厨房・バックヤードに注文情報を連携することができるため、混雑時間帯の回転率向上が目指せる。

ベックスコーヒーショップでは、2021年1月に新木場店に同端末の導入を開始し、現在10店舗(ステーションラウンジ東中野店含む)で使用している。「ベックスコーヒーショップ王子店」では、ベックスコーヒーショップブランドとして初めて、セルフレジ「TTG-MONSTAR」と呼び出しディスプレイを連動させる。

「いろり庵きらくそば王子店」では、いろり庵きらくブランドとして、初めてそばロボットを導入するほか、既存店舗で導入している券売機連動呼び出しシステムも活用し、お客の利便性向上と店舗運営の効率化に取り組む。あわせて、QRコードを読み取れる機能を券売機に搭載し活用を始める。

そばロボットは、コネクテッドロボティクス製で、そばのピックアップから、茹でる、洗う、締めるといった作業をロボットが代替し、1時間あたり150食の調理能力がある。これまで、初号機を2020年3月にそばいちnonowa東小金井店で導入した。その後改良を重ね、2021年3月には2号機をそばいちペリエ海浜幕張店で導入(ロボットアーム2本化)し、効果の確認ができたことから、本格的な導入として、主要ブランドである、「いろり庵きらく」店舗へ初導入することとなった。

券売機連動呼び出しシステムは、券売機でメニューを選択すると番号のついた食券が発行されると同時に、店内モニターと厨房モニターに食券番号が表示され、商品ができ上がると番号を音声とモニターで知らせる。システム導入により、提供時間が短縮され、より提供順番が分かりやすくスピーディな商品提供ができるようになる。

また、昨今の状況下においては、従業員とお客が対面する時間を減らすことができ、「非接触」の効果も得られている。現在、システムは42店舗(そばいち6店舗、大江戸そば 1店舗含む)に導入しており、今後も導入店舗を拡大する予定だ。また、今回QRコード読み取り機能付きの券売機を導入し、割引クーポン等での使用を始める。2024年度中には QRコード決済の開始を予定している。

両店舗は、駅と店舗のデザインを統一し、一体的な空間づくりを行ったほか、今後も、駅・店舗合同での販売促進イベントの実施など、魅力ある駅空間を醸成するという。

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