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そごう・西武/AIカメラ活用で客数・性別・年代を分析

2022年10月13日 15:50 / IT・システム

そごう・西武は10月12日、西武池袋本店の催事場を対象にAIカメラを活用した顧客分析の実証実験第2弾を開始した。

<AIカメラ設置の様子>

実証実験第1弾(4月18日~5月20日)の成果では、同店2階に20代の若年層が想定以上に来店している事実が判明。実際に商品を購入している顧客に比べてフロア来店者は10歳以上若いという結果となり、現在進めている2階のフロア改装にも活かされている。

今回の顧客分析では催事場に来場した顧客の数の把握と、属性(性別・年代)を推定する。期間は2022年10月12日~2023年2月28日まで。西武池袋本店7階の催事場を実証実験対象フロアとし、AIカメラを8台設置する。

これまでの課題として、催事場は集客力が高いフロアである反面、特に物産展はメンバーズカードの対象外ということから客層に関する定量的なデータを取得できていなかった。

今回、AIカメラによる顧客分析により、催事場に来場した顧客の数の把握と属性(性別・年代)を推定することができるようになったことで、今後は取得したデータをもとに、より顧客ニーズに合った品ぞろえを進めることが可能になった。

将来的には催事場と他のフロアへの顧客の回遊分析を行い、催事場で開催されている催事が他のフロアへの集客に効果があるのかを分析し、催事場の品ぞろえの改善や展開計画の見直しにつなげていく。

AIカメラには、安価な汎用デバイス上での深層学習推論の高速化を実現するIdeinの技術を採用。同社が提供するエッジAIプラットフォームActcastを活用することで、取得した情報をAIカメラ内での処理が可能となった。そのため、解析結果はテキストデータのみとなり、顧客のプライバシーにも配慮したデータ収集で個人を特定せずに情報を活用できる。

■問い合わせ先
https://www.idein.jp

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