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ローソン/アバターで遠隔地から商品販売、出店自治体・D2C企業を募集

2023年02月24日 14:40 / IT・システム

ローソンは2月27日、グリーンローソン(ローソン北大塚一丁目店、東京都豊島区)で、生産者自らがアバターオぺレーターとなり、遠隔で商品をPRできる「ローソン アバターストア」の実証実験を開始する。

<アバターで遠隔地からPR>
アバターで遠隔地からPR

今回の実証実験では、グリーンローソンがハブとなり、アバターとなった生産者が生活者と双方向のコミュニケーションを取りながら、商品の魅力や生産者の思いを伝える場の構築を目指す。

<アバターとなった生産者が生活者とやりとり>
アバターとなった生産者が生活者と

初回は三重県明和町が出店し、伝統工芸品の「擬革紙(ぎかくし)」と「御糸織(みいとおり)」を2月27日から3月12日までの2週間限定で販売する。来店者は店頭の展示品で商品仕様を確認し、代金の支払いは生産者が指定したECサイトで行う。

<擬革紙>
擬革紙

ブレスレット、名刺入れ、ストラップなど、全7品を税込み500円~2200円で販売(送料別)。商品の受け取りは宅配のみとなる。

<御糸織>
御糸織

また、地方自治体、自社で企画・製造した商品を中間業者などを通さずに販売するD2Cブランド企業を対象に、「ローソン アバターストア」の出店者を募集している。

新型コロナウイルス感染症による巣ごもり需要もあり、オンラインで商品を販売・購入する物販系ECの市場 規模は年々拡大しており、2021年度で13兆円超となった(経済産業省 令和3年度デジタル取引環境整備事業(電子商取引に関する市場調査)より)。

一方で、ECにより生産者は店舗を持たなくても商品を販売できるようになったが、顧客とコミュニケーションを図りながら、商品の価値や魅力を伝える事は難しい状況だ。

今回の取り組みによって、実店舗とアバターの活用により、生産者と来店者のコミュニケーションを生み出すことができる。生産者は販路やブランド認知の拡大、ローソンにおいては新たな広告事業の可能性を検証する。

「グリーンローソン」は、顧客・マチと一緒に創るサステナブルな未来に向けた実験店舗。食品ロス削減やプラスチック削減などの環境負荷軽減、アバターによる制約のない働き方の実現など、23のサステナブルな施策を集約したラボラトリーとなっている。

■実験概要
実施店舗:グリーンローソン(ローソン北大塚一丁目店 東京都豊島区北大塚1-13-4)
アバターによる商品PR時間(予定):
三重県 明和町からのリモート接客 (商品生産者・観光協会職員など 10時~14時
ローソンアバターオペレーターによるリモート接客:14時~20時
無人対応商品説明などの動画をループ再生 20時~10時

■出店の応募先および問い合わせ先
AVITA
https://avita.co.jp/contact

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