住友商事/AIカメラで取得した駐車場データを販促に活用
2023年10月26日 13:20 / IT・システム
住友商事マシネックスとIdeinは10月26日、「商業施設などの駐⾞場機能⾼度化ソリューション」の事業化検討に向けて協業を開始したことを発表した。
<事業イメージ>
IdeinのAIカメラを用いて取得した、駐⾞場データと付帯施設データをかけ合わせ、マーケティング利⽤を可能にするというもの。
現時点では、事業者向け汎⽤AIアプリ(在否検知・⾞番認識・⾞両の向き・⼈数カウント・属性分析など行う)の企画、ai cast認識モジュールを活⽤した駐⾞場向けデバイス開発の検討、駐⾞場および付帯施設のデータ連携による共同提案モデルの検討を計画しているという。
AIアプリの企画は、取組の第1弾として進めており、2023年内に商業施設の駐⾞場での実証実験を実施した上で、2024年内のサービス化を⽬指す。
■協業の背景
住友商事マシネックスでは、かねてより「駐⾞場のデジタル化」を掲げ、来訪者のニーズに合わせた「駐⾞場」の提供を模索し、デジタル技術を活⽤し駐⾞場の機能を⾼度化させることでエリアの価値向上を実現する、新たなソリューションの検討を重ねてきた。
そこで課題に挙がっていたのが、そもそも駐⾞場そのものがデジタル化されていないことや、駐⾞場から取得できるデータを有機的に利⽤できていないこと、さらには駐⾞場のデータと付帯施設のデータを統合してマーケティング⽤途で利⽤できていないことなど。
これらの課題をAIアプリの開発・運⽤コストを抑えた上で実現するデバイスを模索していた。
一方のIdeinでは、設置⼯事が不要でカメラをWi-Fiに接続すればすぐにデータ取得を開始できる低コストAIカメラ「ai cast」と、複数デバイスの遠隔管理・運⽤などが可能なエッジAIプラットフォーム「Actcast」によって、複数の商業施設でデータを取得・活⽤する取組をこれまでにも行っている。
そこで両社の知⾒・技術をかけ合わせることで駐⾞場向け次世代ソリューションの事業検討が可能であると判断し、協業に⾄ったという。
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