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イオン薬局/薬剤師が健康情報を活用する実証事業開始

2023年11月08日 12:01 / IT・システム

イオンリテールは11月8日、イオン薬局で「健康情報を活用する薬剤師のヘルスケアサービス」に向けた実証事業を開始したと発表した。

「イオン薬局」を運営するイオンリテールはこのほど、カケハシと大塚製薬とともに、経済産業省が推進する令和5年度「ヘルスケア産業基盤高度化推進事業(PHR(Personal Health Record)利用活用推進等に向けたモデル事業)」の実施事業者に採択された。

10月から東京都内のイオン薬局18店舗で、「意識することなく健康になっていくヘルスケアサービス」の実現を目指し、薬剤師が健康情報を活用する実証事業を開始した。

<実証事業の概要>

団塊世代が75歳以上の後期高齢者となる2025年問題などにより、医療費や介護費などの増大や医療人材の不足が大きな課題となっている。一方で国民皆保険制度を採用する日本は、個人が自身の健康の維持や増進、予防分野のサービスに取り組むケースが少ないのが現状となっている。

今後、個人の健康・医療・介護に関する情報「PHR(Personal Health Record)」を生活に密着したサービスと組み合わせて活用することで、健康増進に向けた個人の行動変容につながると期待されている。

採択された実証事業は、イオンリテールが運営する「イオン薬局」の薬剤師が、カケハシが提供する薬局体験アシスタント「Musubi」および、患者フォローシステム「Pocket Musubi」を通じた来局者とのコミュニケーションの中で、大塚製薬が開発した個別化健康サポートサービス「エイチル」を活用した健康提案を行うことで、来局者の日常の生活スタイルが自然と改善され健康になる環境を構築するもの。

薬剤師が、処方情報や生活習慣に関するアンケートデータをもとに、個々人に合った健康増進や重症化予防に繋がる提案を継続的に実施することで、日常生活の中で「意識することなく健康になっていくヘルスケアサービス」の実現を目指す。

今後もイオンリテールは、お客の日々の生活情報に合わせたより良い健康アドバイス、健康で豊かなくらしを支えるサービスを提供するという。

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