イオン九州/242店舗にAI活用した値引きソリューション導入
2024年01月31日 15:36 / IT・システム
サトーとシノプスは1月31日、イオン九州が運営する総合スーパーとスーパーマーケットの計242店舗に、AI(人工知能)を活用した値引きソリューションを納入したと発表した。
値引き業務は判断業務であるため、経験豊富な従業員が指示・実施していたが、値引き判断をAIに置き換えることで、店舗の作業性を高める。過去の実績と客数の予測に基づく正確な値引き率により、値引きロスや廃棄ロスの削減を目指す。
流通業界で大きな課題となっている食品ロス解決に向け、サトーとシノプスは2021年12月に業界に先駆け、AI値引きソリューションを提供開始した。
このソリューションはシノプスのサービス「sinops-CLOUD AI 値引」とサトー製ラベルプリンター「FLEQV(フレキューブ)FX3-LX」で構成されている。
プリンターに接続したスキャナーで商品のバーコードを読み取ると、販売実績、販売価格、在庫数、客数予測、天候などさまざまなデータからAIが適切な値引き率を予測し、在庫の数だけ値引きラベルが発行される仕組み。
2022年8月から2カ月間にわたり、AI値引きソリューションの概念検証を実施したイオン九州は、2023年春から同ソリューションを順次展開。現在242店舗で導入している。
AI値引きソリューションにより、総菜コーナーにおける業務改善、食品ロスの削減と売り上げ・利益確保の両立に取り組んでいる。
■シノプスの問い合わせ先
https://www.cloud.sinops.jp/product/delica/
■サトーの問い合わせ先
https://www.sato.co.jp/products/printer/fx3/
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