ゲオ/香港・シンガポールに「セカンドストリート」1号店を25年上期オープン
2025年02月12日 10:54 / 海外
ゲオホールディングスは2025年上半期、香港とシンガポールに「セカンドストリート」1号店をそれぞれオープンする。
セカンドストリートは、現在日本国内に850店舗以上、海外では4カ国に100店舗以上を展開中。海外店舗は、2018年1月にオープンした米国1号店を皮切りに、2025年1月末時点で米国43店舗、マレーシア23店舗、台湾38店舗、タイ3店舗を運営してきた。
今後、経済が成熟した国やエリアでのリユース市場の掘り起こしに挑戦していく。今回、新たに出店を計画している香港とシンガポールは、世界中から人やモノ、企業が集まるアジアの経済の中心地。だが、両国におけるリユース文化の普及度は、日本と比べるとまだ発展途上の段階にあるという。
香港では近年、環境意識の高まりとともにリユース品の需要が増加しているが、新品志向が根強く、市場全体としてはまだ拡大の余地がある。
出店を予定している旺角は、香港で最も活気のある商業エリアの一つ。ローカルマーケットから国際ブランドまでが共存する多様なショッピングゾーンがある。特に若者に人気のエリアで、訪れる人々の購買意欲が非常に高いことが特徴だという。
一方、シンガポールでは政府がサステナビリティ政策を推進しているものの、ファッション分野におけるリユースは一般的ではなく、今後の成長が期待される市場となる。
出店を予定しているオーチャードは、シンガポール最大の商業エリア。世界中の富裕層が集い、ラグジュアリーからカジュアルまで幅広いブランドがそろうショッピング街として知られる。その中でも、同社1号店が位置するSomersetエリアは特に若者に人気があり、出店する商業施設は地下鉄MRTと直結している。
両国の1号店では、日本全国に展開するセカンドストリート850店舗以上で買取された豊富な在庫の中から厳選した、衣料品、バッグ、靴、アクセサリーなどの服飾品を販売。特に、日本のデザイナーズブランドや世界的に人気のあるラグジュアリーブランドの商品を、高品質かつリーズナブルな価格で取り扱う。
さらに、両国の1号店ではオープンと同時に買取サービスも開始し、店舗拡大を視野に入れつつ、現地での買取ニーズを見極めていく方針だ。
■香港1号店「2nd STREET MOKO新世紀廣場」
オープン日:2025年上半期
所在地:M09, MTR/F, MOKO新世紀廣場193 Prince Edward Rd W, Mong Kok Hong Kong
取扱商品:衣料品、バッグ・靴・アクセサリーなどの服飾品
売場面積:約282m2(約85坪)
■シンガポール1号店「2nd STREET 313@somerset」
オープン日:2025年上半期
所在地:#B1-23to34, 313@somerset, 313 Orchard Rd,Singapore 238895
取扱商品:衣料品、バッグ・靴・アクセサリーなどの服飾品
売場面積:約576m2(約174坪)
流通ニュースでは小売・流通業界に特化した
B2B専門のニュースを平日毎朝メール配信しています。