商業施設/AIの業務フローへの組み込みは3.4%、個人利用がメイン
2025年12月02日 14:26 / IT・システム
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日本ショッピングセンター協会とカウンターワークスは12月1日、商業施設事業者に向けた業務での生成AI活用調査の結果を発表した。
調査対象は全国の商業施設事業者の従業員、有効回答数は95社156人だった。
調査では、商業施設の運営や販促、リーシング担当者のうち、生成AIを業務で利用したことがある人が75.0%となっている。そのうち「ほぼ毎日」または「週に数回」利用している人は計71.8%となった。
一方、活用の定着度に関しては、「必要なときだけ使っている」と回答した人が80.2%を占め、「業務フローに恒常的に組み込んでいる」と答えたのは3.4%と低くなっている。個々の担当者が試験的に取り入れていることが読み取れる。
また、活用時の課題として、「誤った出力(ハルシネーション)」(54.9%)、「情報漏えいなどのセキュリティー不安」(48.7%)に続いて、「社内ルールやガイドラインの不在」(23.9%)が上がっており、「どう安全に使うか」を学ぶ機会の不足が利用の障壁になっていることがうかがえる。
さらに、主な利用ツールでは、「ChatGPT」(73.5%)が最多。次いで「Microsoft Copilot」(45.3%)、「Gemini」(41.9%)が続いている。
利用した業務は、「メール文面の作成」(47.9%)、「会議の議事録整理」(45.3%)、「営業し良うの作成」(42.7%)などが多数を占めた。
■日本ショッピングセンター協会
https://www.jcsc.or.jp/
■カウンターワークス
https://counterworks.co.jp/
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