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ヤオコー/目標年商18億円、埼玉県東松山市に標準店進化型の旗艦店

2018年02月23日 18:33 / 店舗レポート

グローサラントへの対応として、イートインスペースを拡大した「ヤオコーカフェ」を新設した。

<イートインスペース「ヤオコーカフェ」を新設>
イートインスペース「ヤオコーカフェ」を新設

単身者、カップル、ファミリーなど、さまざまな人数で利用できるイートインをめざし、ソファ席、テーブル席、カウンター席を配置、合計70席を用意した。

より居心地のよい空間を目指し、カフェ専用のトレー、マグカップなど備品もそろえた。

川野社長は、「南古谷店で、バイオーダー型のイートインスペースを設置したが、バイオーダー型は、かなりの売上高がないと利益がでないとみている。標準店でグローサラント的なニーズに対応するには、既存のデリカを強化することが有効だと判断した。今後、導入可能な店舗では20席程度のイートインスペースを設けたい」と語る。

<ベーカリーコーナー>
ベーカリーコーナー

ヤオコーカフェは、ベーカリーコーナーに隣接する。ベーカリーでは、フランスパンを中心にハード系食事パンの品そろえを強化した。

ピザやサンドイッチの個食商品や、カフェメニューを充実させ、カフェでのランチニーズに対応する。

<ホシノ天然酵母使用のパン>
ホシノ天然酵母使用のパン

新たな商品として、ホシノ天然酵母を使用したバタールや惣菜パンを導入した。気軽に食べられるコッペパンとして、7種類のコッペパンを展開する「ピノ・こっぺ」を展開する。

ベーカリーでは一部商品で、店舗外で焼成した商品を導入することで、運営の効率化を図った。

<ピノ・こっぺ>
ピノ・こっぺ

ヤオコーオリジナルのドリップコーヒー「Reコーヒー」もベーカリーに隣接するレジで販売することで、ベーカリーコーナーの商品をヤオコーカフェで楽しみやすい環境を目指した。

ベーカリーコーナーのレジは、従来はベーカリー部門の従業員が担当していたが、今回はじめて、レジ部門スタッフによる運営に変更した。

レジ部門スタッフが、ベーカリーのレジ打ちのほか、ヤオコーカフェの管理も行うことで、ベーカリースタッフがより効率的に商品づくり、売場づくりに専念できる環境を整えた。

<ベーカリー前にデイリーのデザート商品を配置>
ベーカリー前にデイリーのデザート商品を配置

ベーカリーコーナー最寄の冷蔵アイランドケース内に、プリン・ゼリー、洋生菓子などのデザート商品を配置することで、ヤオコーカフェでコーヒーとデザートを楽しめる工夫をした。

川野社長は、「これまでも惣菜やベーカリーでは、できたて商品を提供する取り組みを行ってきたが、まだ、改善の余地がある。店内で食べるか、持ち帰るかはお客様の自由だが、ランチ、カフェなどの時間帯に応じて、提供商品を明確にすることで、バイオーダーに近い形で商品を提供することができる」という。

<お弁当コーナー>
お弁当コーナー

ベーカリーに隣接し、惣菜部門の弁当、寿司を配置した。寿司は、高鮮度・高品質にこだわり、本まぐろを使用した「デカネタ握り寿司」などを種類豊富に展開する。

丼商品の品そろえを強化し、「ちらし」や「海鮮丼」などの適量での商品化にこだわり、女性やボリューム派のお客まで幅広い客層に対応する。

<店内に鉄板焼きコーナーを設置>
店内に鉄板焼きコーナーを設置

惣菜は、「厚焼き玉子」や「お好み焼き」などの鉄板商品を強化し、おかずやランチニーズに対応する。

<好みのソースがかけられる唐揚げコーナー>
好みのソースがかけられる唐揚げコーナー

ミートデリカ売場を拡大し、手あぶりの「焼きとり」やフレーバーを付けた「唐揚」など、豊富な品そろえとおいしさを提供する。

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