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ローソン/スマホ自動決済「レジなし店」機会ロス削減も

ローソンは2月18日、川崎市幸区の富士通テクノロジースクエアにおいて「レジなし」店の実証実験を行う「富士通新川崎TSレジレス店」を報道陣に公開した。

<富士通新川崎TSレジレス店>
富士通新川崎TSレジレス店

同店は、米国VCOGNITION TECHNOLOGIES, INC の提供するレジなし店舗システム「Zippin」、子会社ローソンデジタルイノベーションが開発した入店・決済アプリ「ローソン・ゴー」などを利用し、レジなしで運営する実験店舗。富士通テクノロジースクエア内の「富士通新川崎TS店」を母店とするサテライト店舗となる。

<アプリに表示されたQRコードを店頭にある端末にかざす>
端末にかざす

アプリに表示されたQRコードを店頭にある端末にかざして入店し、購入したい商品を手にもって店外へ出ると、事前に登録した決済手段(クレジットカード)で自動的に決済できる。

レジに並ばずにウォークスルーで簡単に買物ができ、レジを介さない新しい買物体験が可能。店舗にとっては、レジ対応の省人化による生産性向上、ピーク時間帯の機会ロスの削減につながる。

実験では、富士通社員約3000人の利用を通して、機器類の動作、店舗オペレーション、実際の顧客の使い勝手などを検証。実験期間は2月26日~5月25日と設定した。今夏には、一般客向けの新たな店舗での実験も検討している。

<牧野国嗣オープン・イノベーションセンター長>
牧野国嗣オープン・イノベーションセンター長

ローソンの牧野国嗣理事執行役員オープン・イノベーションセンター長は、「レジなし店舗で、店舗業務の負担削減、レジ待ちのないスピーディな買物で顧客利便性向上、新しい買物体験の楽しさを提供する。現在118店の既存店で導入しているローソンスマホペイでは自分で商品バーコードを読み込むことが必要だが、ローソン・ゴーは入店時にスマホを入口にかざすだけで、カメラとセンサーが自動的に顧客の動きを読み取り、商品をとったことを感知し自動的に決済する、より便利なシステムとなっている」。

「同じ建物内のローソン店舗は、朝昼のピーク時に大変混雑し、チャンスロスが発生している。レジレス店はサテライト店として設定。ピーク時のとりこぼしを便利でスピーディなレジなし店がカバーすることで、本店と合わせ全体の売り上げがアップするかどうかの検証も行いたい」と説明した。

<惣菜など約250アイテム扱う>
惣菜など約250アイテム扱う

取扱商品は、弁当、惣菜、デザート、飲料を中心に本店で人気の約250アイテム。酒、たばこなど年齢確認の必要な商品、サービスは取扱わない。

<ローソン・ゴーで入店>
ローソン・ゴーで入店

入店は、入店・決済アプリ「ローソン・ゴー」、3月16日からは富士通研究所が開発した手のひら静脈と顔情報で本人を特定する「マルチ生体認証」で確認する。

「ローソン・ゴー」には、事前に利用者の「Apple ID」、「Googleアカウント」、「LINEアカウント」のいずれかのID、決済に使用するクレジットカードを登録する。

<商品はセンサーとカメラで確認>
商品はセンサーとカメラで確認

商品を手に取ると、棚につけられたセンサーとカメラで購入を検知。カメラは28台設置している。カメラは人の動きを検知する11台、商品の動きを検知する11台、人の手の動きを確認する6台となっている。

<センサーは商品の重量などを把握>
センサーは商品の重量などを把握

センサーは、商品の重量、位置、動きを把握する。

<レシートがスマホに届く>
レシートがスマホに届く

レジでの会計をせずに、退店するとカメラで確認され、自動的に事前登録したクレジットカードで会計、電子レシートがスマホに届く。

<3月16日からは手のひら認証もできる>
「マルチ生体認証技術」を導入

AIがカメラ、センサーから集積した顧客の情報処理をスムーズに行うには、一度に5名程度の入店だとスピーディに入店~買物~レシート配信が実現するという。

<実験店の外観>
実験店の外観

■ローソン富士通新川崎TSレジレス店
住所:神奈川県川崎市幸区新小倉1-1
営業時間:9時~17時
※オープン初週(2月26日~28日)は14時~3時間の営業を予定
店舗面積:23.2m2

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