プロント/渋谷にイタリアワイン楽しむ「ネオグローサラント」オープン
2019年06月25日 16:50 / 店舗レポート
プロントコーポレーションは6月26日、渋谷にイタリア特化型ネオグローサラント「just like IT.渋谷宮益坂店」をオープンする。6月24日マスコミ向け内覧会を開催した。
ネオグローサラントとは、スーパーマーケット内で食事を提供するグローサラントと違い、飲食店の中にグロッサリー機能を取り入れた新しいスタイル。
イタリア専門の輸入商社モンテ物産とコラボレーションし、1階の「ワイン ショップ&バー」では、300種類以上のイタリアワインとナポリコーヒー「KIMBO」のコーヒー豆を中心に販売する。
併設されたイートインスペースでは、グラスワイン(3~4種、500円から)、エスプレッソなどコーヒー類(250円から)、ソフトドリンクメニュー(221円から)も用意している。
フードは、「生ハムとミラノサラミ盛り合わせ」「プラムトマトとモッツァレラのカプレーゼ」「トリッパの煮込み」「ズッキーニとペペローニのマリネ」(各500円)などをそろえた。
2階の「カフェ&ダイニング」では、カフェタイムに、パスタやリゾットを中心とした食事メニューとドルチェ、ディナータイムは、ワインのマリアージュに適した肉料理や石窯オーブンで焼き上げるピッツァが楽しめる。
1階のすべてのイタリアワインを小売価格で購入し、2階に持ち込むこともできる。
プロントの竹村典彦社長は、「イタリア全20州の300種のワインを小売価格で、レストランでも楽しめるのがこの店の魅力。ワインは良いものに触れるほど、生活に良いワインを取り入れたくなるもの。平均客単価はプロント1500円、ワイン酒場・ディプントで3000円程度だが、この店では3500~4000円を想定している」。
「店名のITは、イタリアを意味すると同時にデジタルのITも意味している。タブレット接客で、気軽に好みのワインを見つけられ、省人化にも貢献する」と説明した。
ターゲットの男女比は男性4:女性6。小売価格でワインを購入でき、店内でも楽しめることで、上質なワインを気軽に楽しめる食シーンを提案する。
1階のショップ&バーでは、1000円未満~3万円の300種類以上のイタリアワイン、グラッパ、リキュール、ビール、コーヒーなどを販売している。
2階では、グラスワイン500円から、ソフトドリンク300円からそろう。
アンガス牛のステーキ1680円などの肉料理、ピッツア1000円から、ドルチェ380円から楽しめる。
今後の展開について、竹村社長は「全国主要都市に10店程度広げたい。日本酒の角打ちのように気軽に利用してほしい。酒販免許の関係もあるので、地方では他の事業者ともコラボし、ワインで仲間と楽しく飲む文化を広めたい」と話している。
モンテ物産の寺永好孝社長は、「ネオグローサラント1号店として、渋谷店をワインと食事のマリアージュが楽しめる店としてしっかり作り上げたい。タブレット端末を使った接客は当社としても初めてだが、ソムリエに聞くのがためらわれる人も、気軽にワインを探せる機会を提供する」としている。
■店舗名「just like IT. 渋谷宮益坂」
所在地:東京都渋谷区渋谷1-8-10 プレミスト渋谷宮益坂
【1F:ワインショップ&バー】
TEL:03-5962-7276
店舗規模:約89m2、22席
営業時間:11時~21時
定休日:無休
運営:モンテ物産
【2F:カフェ&ダイニング】
TEL:03-5778-9488
店舗規模:約145m2、70席
営業時間:11時~23時30分(L.O. 23時)
定休日:無休
運営:プロントコーポレーション
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