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アットコスメ/原宿GAP跡地に旗艦店、初年度売上40億円目指す

2020年01月09日 16:30 / 店舗レポート

アイスタイルは1月10日、東京・原宿駅前にアットコスメストア旗艦店「@cosme TOKYO」をオープンする。1月9日マスコミ向け内覧会を開催した。

<@cosme TOKYO>
@cosme TOKYO

日本最大級の美容プラットフォーム「アットコスメ」を運営しているアイスタイル初の路面店。原宿駅前の2019年閉店した「GAP」旗艦店跡地に立地している。

サイトから得られる消費者情報、全国24カ所で運営しているアットコスメストア(運営:子会社コスメネクスト)のノウハウ、イベント、ITを組み合わせ、店の内外で常に顧客とつながっている新しいスタイルの小売店を目指す。

新店舗の初年度売上高は40億円を目標に設定。メインターゲットは「アットコスメ」の主要ユーザー20代、30代、40代に加え、インバウンド顧客も想定している。

アイスタイルの吉松徹郎社長は、「20~30代女性が月間1300万~1400万人訪れるサイトの情報と実店舗を連携。プチプラからラグジュアリーコスメまで約200ブランドそろう店舗をハブに、顧客、メーカー、他の小売店とつながる構想を描いている。原宿という立地から、インバウンド比率は50%近くなるのではないかと期待している」と話した。

<遠藤氏、吉松氏>
遠藤氏、吉松氏

「@cosme TOKYO」は1、2階で自由に化粧品を試したり、カウンセリングを受けたりしながら買物を楽しめる。3階は、ユーザーとブランドの出会いを作るイベントなど開催できるイベントスペースを設けた。

コスメネクストの遠藤宗社長は、「店内は、使い捨てのチップやパフの使いやすさにもこだわったテスターバー、ブランドから情報発信できるポップアップスペース、アットコスメのランキングと連動したコーナー、ブランドを横断したオンラインのカウンセリング台帳など充実の店舗体験をそろえた。サンプル配布した顧客のスマホに同じブランドのイベントをプッシュ通知したり、メイク動画を送ったり、ITだけにこだわらず店の内外でユーザー、ブランド、店がつながる新しい小売店を提案する」としている。

<ベストコスメアワードタワー>
ベストコスメアワードタワー

1階には、ベストコスメ受賞、殿堂入りしたアイテムをそろえた「ベストコスメアワードタワー」が訪れる人を出迎える。

<ポップアップスペース>
ポップアップスペース

入口付近には、ポップアップスペースを2カ所設けた。

<「アットコスメ」ウィークリーランキングコーナー>
ウィークリーランキングコーナー

「アットコスメ」ウィークリーランキングコーナーは、オンラインのランキングとの連動施策としてリアル店舗初の試みとなる。

<テスターバー>
テスターバー

「テスターバー」では、ブランド横断で様々なアイテムを試せる。

<ライブ配信スペース「@STUDIO」>
@STUDIO

ライブ配信スペース「@STUDIO」は、ライブ配信できるスタジオ。開店時はmattさん、菅本裕子さんなど著名人が登場する番組を配信し、4月からは、インフルエンサー、店舗スタッフなどの情報発信、社外コラボなど充実したプログラムがそろう。

<巨大サイネージ>
巨大サイネージ

レジカウンターには、「巨大サイネージ」を設置。ブランドのプロモーション、店舗POSと連動し直前に購入されたアイテムなどが表示される。

<@cosme TOKYOセールスランキングコーナー>
セールスランキングコーナー

2階は、同店舗での売上ランキングコーナー「@cosme TOKYOセールスランキングコーナー」、キッズスペースなどを用意した。

<キッズスペース>
キッズスペース

肌診断などが受けられる「ビューティミラー」も設置した。常設として初の試みとして、「メンズ・ユニセックスコーナー」も充実している。

<メンズ・ユニセックスコーナー>
メンズ・ユニセックスコーナー

3階は、会員制のイベントスペースを設置。今後、毎日のようにイベントを開催し、ブランドの商品、関わる人、背景にある物語とユーザーの出会いを生むことを目指す。

<イベントスペース>
イベントスペース

美容・健康にいい「酸素カプセル」、パウダースペースもそろえた。

<酸素カプセル>
酸素カプセル

■@cosme TOKYO
所在地:東京都渋谷区神宮前1-14-27
売場面積:1300m2
営業時間:10時~21時
定休日:不定休
https://www.cosme.net/flagship/

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