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百貨店/12月、インバウンド・防寒アイテム好調

三越伊勢丹ホールディングス、J.フロントリテイリング、高島屋、エイチ・ツー・オーリテイリングは1月4日、12月の売上速報を発表した。

■三越伊勢丹(2017年3月期売上高:1兆2534億円)
国内百貨店売上高は、1.2%減となった。内訳は、三越伊勢丹1.5%減、国内グループ百貨店0.8%減だった。

コートを中心とした防寒ニーズが堅調で、基幹3店の牽引もあって、国内百貨店の既存店売上は5か月連続、首都圏三越伊勢丹の既存店売上は7か月連続で前年実績を上回った。

基幹店では、中間層顧客まで含めて、コートやストールといった防寒対応アイテムへの関心が高く、クリスマスニーズは直近化傾向が強く、月後半からの伸びが顕著。全体的には高額品が売上を下支えする構造は変わらなかった。

インバウンド売上は引き続き好調だったが、基幹店で売上回復しはじめたのが前年12月だったこともあり、先月までと比較すると、売上の伸び率自体は鈍化した。

■J.フロントリテイリング(2017年2月期売上高:1兆1085億円)
大丸松坂屋百貨店の売上高は3.2%増、博多大丸、下関大丸、高知大丸を含めた百貨店事業の売上高は2.9%増となった。

12月度の百貨店事業の売上高は、気温が平年より低く推移したことにより、婦人・紳士ともコートが活発に動き、クリスマス商戦ではアクセサリーや洋品雑貨も好調であったほか、月を通じて化粧品、宝飾品、ラグジュアリーブランドも好調を持続した。

大丸松坂屋百貨店合計は10か月連続、百貨店事業合計は9か月連続で前年実績を上回った。

大丸松坂屋百貨店の免税売上高(速報値)は、64%増(客数58%増、客単価4%増)。

店舗別では、東京店が16か月連続、札幌店が13か月連続、心斎橋店が12か月連続で対前年プラスとなるなど、直営14店舗中10店舗と博多大丸が前年実績を上回った。

上野店は上野フロンティアタワー開業効果により入店客数が約4割増となり、店頭売上も化粧品、婦人靴などを中心に好調に推移した。

■高島屋(2017年2月期売上高:9236億円)
高島屋単体13店の売上高は0.9%増、岡山高島屋、岐阜高島屋、米子高島屋、高崎高島屋を含めた17店の売上高は0.8%増となった。

12月度の店頭売上は、免税売上や株高に伴う資産効果の影響などによる高額品の伸長に加え、コートや手袋・マフラーなどの防寒アイテムが好調に推移し、5か月連続で前年実績を上回った。

免税売上は前年比26.0%増となった。

店舗別売上は、大型店ではインバウンド需要が好調な大阪店・京都店・新宿店が前年を上回り、地方郊外店では、堺店・泉北店・玉川店・大宮店・柏店・岐阜店が前年比プラスとなった。

商品別売上は、紳士服(17店舗ベース)・紳士雑貨・婦人服・子供服ホビー・リビングなどが前年を下回ったが、婦人雑貨・特選衣料雑貨・宝飾品・食料品などが前年比プラスとなった。

■H2O(2017年3月期売上高:9012億円)
百貨店事業の全社計の売上高は、2.9%増となった。内訳は阪急本店6.4%増、阪神本店0.3%増、支店計1.7%減。全店売上高は13か月連続で前年実績を上回った。

婦人ファッショが好調継続し、寒波の影響で、コートを中心とした重衣料の動きがさらに活発化し、服飾雑貨もネックウェアや手袋、帽子など防寒雑貨、食料品も鍋商材を中心にご馳走需要の動きがよかった。

支店では、博多阪急が今秋に大規模な改装を行い、広域からの集客力も高まり、売上が2ケタ増と好調継続している。

インバウンドは、一般品、消耗品ともに好調継続し、特に化粧品や高額なジュエリーや時計が活発な動きで約1.5倍となった。

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