婦人・子ども服/2月の既存店売上、春物不振で4社ともに減少
2018年03月27日 11:40 / 月次
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婦人・子ども服4社の2月度の営業概況によると、既存店売上はファッションセンターしまむら3.8%減、アダストリアが2.7%減、西松屋チェーン6.0%減、ハニーズ10.3%減と4社そろって減少した。
■しまむら(2017年2月期:売上高5654億円)
既存店売上(ファッションセンターしまむらのみ)3.8%減、客数2.1%増、客単価3.3%減。
全店売上1.3%減。
2月度は出店0店、閉店1店で店舗数1401店。
2月度は、気温が平年より低く冬物の処分が進んだが、全体的に冬物の在庫が少なかったこと、また、北陸を中心とした大雪の影響で休業や営業時間短縮があり、売上は前年実績を下回った。
■アダストリア(2017年2月期:2036億円)
既存店売上2.7%減、客数2.1%増、客単価4.7%減。
全店売0.6%減、客数5.0%増、客単価5.3%減。
出店1、退店15で、2月度末の店舗数は1275店。
2月は全国的に気温が低く推移したため春物の売上が伸びきらず、業績は低調だった。
ブランド別ではニコアンド、アパートバイローリーズ、バンヤードストーム、バビロンなどが好調。
アイテムは、ニット、カーディガン、アウターなどが売上を牽引した。バッグ類やコラボ雑貨が人気となっている。
■西松屋チェーン(20日締、2017年2月期:売上高1362億円)
既存店売上6.0%減、客数7.1%減、客単価1.2%増。
全店売上1.4%減、客数2.8%減、客単価1.5%増。
出店は1店、閉店1店で、2月度末の店舗数は951店舗。
2月は、大雪の影響により、一時閉店や営業時間を短縮する店舗があり、客数が伸び悩んだ。
育児・服飾雑貨においては、紙おむつや粉ミルク、調乳衛生用品、玩具、入園入学関連用品などの売上高が好調に推移した。
一方、子供衣料、ベビー・マタニティは、期間を通じて気温が低く、春物商品の売上高が低調に推移した。
■ハニーズ(2017年5月期:545億円)
既存店売上10.3%減、客数18.7%減、客単価10.4増。
直営店売上8.1%減、客数16.7%減、客単価10.4%増。
出店1、退店5、2月末店舗数860店。
2月は、冬物消化が進んだため冬物在庫が少なくなったことに加え、全国的な寒波の影響により客数が減少したため、既存店売上は前年を下回った。
商品は、ジャケット、カットソー、ブラウスが売れ筋となった。
中国直営店売上高につきましては、全店で前年比26.7%減、既存店で前年比16.6%増だった。
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