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総合スーパー/2月既存店、イオンリテール0.2%増、ヨーカ堂0.1%増で9社増収

2018年03月29日 13:30 / 月次

流通ニュースがまとめた主要総合スーパー13社の月次営業情報によると、既存店売上高は、イオンリテール0.2%増、イトーヨーカ堂0.1%増、ドン・キホーテ3.6%増、ユニー2.7%増など9社が前年を超えた。

一方で、イズミ0.2%減、イズミヤ3.4%減、イオン九州0.7%減、PLANT2.3%減と4社は減収となった。

インバウンド消費を積極的に取り込んでいるドン・キホーテの免税販売高構成比が、ドン・キホーテ史上初めて10%を超えた。

<GMSイメージカット>
GMSイメージカット

■イオンリテール(2017年2月期:売上高2兆1853億円)
既存店0.2%増、全店1.9%増

■イトーヨーカ堂(2017年2月期:売上高1兆2550億円)
既存店商品売上高0.1%増、客数1.1%減、客単価1.3%増
全店総売上計0.7%増、うち商品売上0.4%減、テナント他1.4%増

■ドン・キホーテ(2017年6月期:売上高8287億円)
既存店売上高3.6%増、客数1.3%増、客単価2.3%増、対象店舗数278店
全店売上高111.8%増、店舗数304店

2月は、強い寒気は冬将軍を帰還させて、各地に厳しい寒さや記録的な大雪をもたらせるなど、物流の停滞や外出率の低下を招いた地域もあった。

冬物季節商品の処分を優先する時季であっても、必需品ニーズは力強く推移し、家電製品や衣料品などのプライベートブランド商品も好評だった。

インバウンド消費は、春節効果を取り込むなど、2月も好調に推移し、免税販売高構成比は、ドン・キホーテ史上初めて10%を超えた。

■ユニー(2017年2月期:売上高7420億円)
既存店直営(曜日調整後)2.7%増、うち衣料2.7%増、住関1.3%増、食品3.0%増
直営(曜日調整前)2.6%増、客数0.9%増、客単価1.8%増
全店直営(曜日調整前)4.6%減、うち衣料9.3%減、住関8.8%減、食品3.1%減
期末店舗数191店

2月上旬に北陸地方における記録的な大雪の影響があったものの、鍋物需要の高まりに対応した生鮮品や加工食品などの食品のほか、冬物の衣料品が堅調に推移した。

これらの結果、2月は棚卸休業日がなかったことによる押し上げ効果を受けたものの、その影響を除くベースでも既存店前年比(曜日調整後)は前年並みをキープした。なお、2月の棚卸休業日は3月度に月ずれした。

2月23日にダブルネーム業態転換1号店となる「MEGAドン・キホーテUNY 大口店」をオープンした。圧倒的な地域最安値を目指した驚安(きょうやす)商品の展開に加え、ドン・キホーテならではのトレンドを意識した衣料品・家電・玩具や、ユニーの強みである品質・鮮度にこだわった生鮮品、価格インパクトのあるお菓子や酒等の食品売場を拡充した。

売上高は転換前対比で1.5倍以上を目指す。3月末までに同店を含め計6店を転換した。

■イズミ(2017年2月期:売上高7021億円)
既存店売上高0.2%減、全店売上高2.4%増

■平和堂(2017年2月期:売上高4375億円)
既存店売上高1.1%増、全店売上高0.9%増

■イズミヤ(2016年3月期:売上高2734億円)
既存店3.4%減、全店8.7%減

■イオン九州(2017年2月期:売上高2364億円)
既存店0.7%減、全店1.0%減

■イオン北海道(2017年2月期:売上高1845億円)
既存店1.2%増、全店1.2%増

■サンエー(2017年2月期:売上高1694億円)
既存店1.1%増、総合店3.6%増

11月以降の冷え込みで冬物の在庫が不足したこと等により、衣料品が前年を下回ったが、全体として堅調に推移した。

■ミスターマックス(2017年2月期:売上高1083億円)
既存店売上高2.0%増、客数2.1%減
全店売上高1.8%増、客数1.5%減

2月は平年と比べ気温が低く推移し、冬物商品の処分が順調に進んだ。4Kテレビの売上が好調だったほか、食品やペット用品などの日用消耗品も売上を伸ばした。

■オリンピック(2017年2月期:売上高1082億円)
既存店売上高・フード事業0.6%増の35億2800万円、ハイパー事業0.3%減の27億7400万円
全店売上高・フード事業2.7%増の36億200円、ハイパー事業0.2%減28億2900万円

既存店客数・フード事業1.6%減の215万6000人、ハイパー事業2.1%減の127万9000人
全店客数・フード事業0.5%増の220万1000人、ハイパー事業2.1%減の129万2000人

既存店客単価・フード事業2.2%増の1636円、ハイパー事業1.9%増の2170円
全店客単価・フード事業2.2%増の1636円、ハイパー事業1.9%増の2190円

■PLANT(2017年9月期:売上高869億円)
既存店売上高2.3%減、客数6.7%減、客単価4.7%増
全店売上高0.2%増、客数4.1%減、客単価4.5%増

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