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日本フードサービス協会/3月の外食産業売上2.8%増、31カ月連続増加

2019年04月26日 10:50 / 月次

日本フードサービス協会が発表した外食産業市場動向調査によると、外食産業の3月度売上状況は、前年同月比2.8%増と31カ月連続で前年を上回った。

<売上高と店舗数の伸び率の推移>
売上高と店舗数の伸び率の推移

3月は、前年より日曜日が多い曜日周りや、天候が比較的安定していたことも外食需要の下支えとなった。季節限定メニューの堅調やメニューの改訂などにより客単価が上昇した。

ファーストフード業態の全体売上は3.4%増と前年を上回った。洋風は、季節限定メニューやお得なランチセットなどが好調で、客数・客単価が上昇、売上は6.4%増。

和風は、引き続き定食メニューの好調や大きなサイズのメニュー投入で客単価上昇、売上5.3%増。麺類は、店舗数増と価格改定による単価上昇などで、売上3.1%増だった。

持ち帰り米飯・回転寿司は、期間限定の弁当メニューなどで客単価上昇、売上は0.4%増。その他は、アイスクリームが昨年の携帯会社とのコラボキャンペーンの反動で客数が大幅に減少し、売上13.6%増となった。

ファミリーレストラン業態の全体売上は2.3%増と前年を上回った。

洋風は、グランドメニューの改訂や季節限定メニューの堅調などで客単価上昇、売上は1.6%増。和風は、宴会需要に対応した店舗リモデルが奏功したところがあったが、店舗減などもあり、売上はほぼ前年並みの0.1%減となった。

中華は、フェアメニューやアルコールのクーポン配布などで客数・客単価が上昇、売上は5.7%増。焼き肉は、店舗増に加え、国産牛の価値訴求などが奏功し、売上は4.5%増だった。

パブ・居酒屋業態の飲酒業態は、「花冷え」の下旬は客足が予想以上に伸びなかったが、上中旬の天候が比較的安定していたことから、パブ・ビアホールは売上3.2%増、居酒屋は売上0.7%増となった。

ディナーレストラン業態は、送迎会需要などを捉えて客足堅調、売上は3.8%増だった。

喫茶業態は、季節のドリンクメニューや新商品などで客単価上昇、売上は1.1%増となった。

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