ラーメン・カレー・定食/6月既存店売上いきなり!ステーキ23.8%減
2019年07月29日 12:30 / 月次
ラーメン・カレー・定食8社が発表した6月の月次営業情報によると、既存店売上高は、トリドール5.1%、王将フードサービス5.6%増、リンガーハット1.2%増、幸楽苑4.8%増、壱番屋2.6%増となった。
一方、ハイデイ日高2.6%減、いきなり!ステーキ23.8%減、大戸屋4.5%減と明暗を分けた。
■トリドールホールディングス(2019年3月期:売上高1450億円)
既存店の売上高5.1%増、客数6.0%増、客単価0.9%減。
全店の売上高11.7%増。
6月は出店9、合計1014店。
休日が前年と比べて1日多かったことによる曜日特性の影響が1.8%程度あったとみている。3店舗の出店をした。
丸亀製麺は、4日から新商品の「牛とろ玉うどん」を販売。同日より「手づくり・できたて」の本格感に加え、「丸亀食感」を訴求する新CMを放映するなど、引き続き売上・来客数増に向けた施策を実施している。
また、客数は、テレビCMにおいて前年同月比で出稿量を増やしたこと(約1.9倍)に加え、1月末からの新たなブランディング、マーケティング戦略に基づく様々な取り組みが奏功し、前年比4.7%増(曜日特性調整後)と好調に推移した。
■王将フードサービス(2019年3月期:816億円)
既存店の売上高5.6%増、客数3.9%増、客単価935円(1.6%増)。
全店の売上高7.5%増、客数5.9%増、客単価935円(1.5%増)。
6月は出店2、退店1、6月末で729店舗。
直営全店売上高は62億1500万円(7.5%増)となり、25カ月連続して前期同月比売上高伸率100%を上回り、同月比過去最高売上高は昨年2月より17カ月連続して更新している。
店舗のQSC向上を図ることによるロイヤルカスタマーの創出、「王将大学」 「王将調理道場」による人材育成、調理技術向上、スマホアプリの拡充による新規顧客の獲得などに取り組んだ。
プレミアムメニュー「極王」シリーズのリニューアルによる客単価向上、ぎょうざ倶楽部スタンプキャンペーンの実施による来店頻度アップ、ケンドーコバヤシさんを起用した新CM公開による王将ファンの創出も図っている。
■リンガーハット(2019年2月期:469億円)
既存店の売上高1.2%増、客数0.7%減、客単価2.0%増。
全店の売上高4.7%増、客数2.7%増、客単価2.0%増。
出店4、退店2、6月末全店809店。
■ハイデイ日高(2019年2月期:418億円)
既存店の売上高2.6%減、客数2.4%減、客単価0.2%減。
全店の売上高0.1%増、客数0.2%減、客単価0.3%増。
出店1、退店0、店舗数429店。
■幸楽苑(2019年3月期:売上高412億円)
既存店の売上高4.8%増、客数4.3%増、客単価0.5%増、店舗数496店。
全店の売上高5.4%増、客数2.4%増、客単価3.0%増。店舗数511店。
6月度は、期間限定商品の投入やTVCM、SNSなどの販促施策を継続して実施し、10カ月連続の既存店客数100%超を達成した。
■ペッパーフードサービス(2018年12月期:売上高635億円)
ペッパーランチの既存店の売上高0.0%、客数1.5%増、客単価1.4%減。
全店の売上高10.0%増、客数11.9%増、客単価1.8%減。
国内店舗数167店。
レストラン事業の既存店売上高0.3%減、客数0.5%減、客単価0.2%増。
全店の売上高4.5%減、客数5.9%減、客単価1.5%増。
国内店舗数15店。
いきなり!ステーキの既存店の売上高23.8%減、客数22.3%減、客単価1.9%減。
既存店売上高が2018年6月から15カ月連続減少している。
全店の売上高22.5%増、客数24.9%増、客単価1.9%減。
国内店舗数467店。
6月 11 日より、映画『スパイダーマン:ファー・フロム・ホーム』の公開を記念して、いきなり!ステーキとのタイアップキャンペーンをする。
6月18日~30日、いきなり!ステーキ及びいきなり!ペッパーランチダイナー全店舗において、「ワイルドステーキ 10%増量フェア」を実施した。
先月より引き続き、ペッパーランチ創業25周年を記念して、「楽天ポイント・dポイント毎日5倍キャンペーン」を実施(7月11日まで)。「CAB ワイルドステーキ&わかめサラダ・ドリンクセット」を販売した。
■壱番屋(2019年2月期:売上高502億円)
既存店の売上高2.6%増、客数0.6%増、客単価2.1%増。
全店の売上高2.8%増。
出店2、退店1。店舗数1481。
客数は、前年にカレーを取り上げたテレビ番組が放映された反動があったものの、日曜日が1日多い曜日回りであった影響により前年比0.6%増となった。
客単価は、3月よりポークカレーなどの価格を値上げしたことにより、2.1%増だった。
■大戸屋(2019年3月期:257億円)
既存店の売上高4.5%減、客数7.5%減、客単価3.3%増。店舗数321店。
全店の売上高5.1%減、店舗数355店。
流通ニュースでは小売・流通業界に特化した
B2B専門のニュースを平日毎朝メール配信しています。