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ショッピングセンター/1月既存店売上11.1%増、飲食・ファッション好調

2023年02月27日 10:30 / 月次

日本ショッピングセンター協会が2月27日に発表した1月のショッピングセンター(SC)販売状況によると、既存SCの売上高は前年同月比11.1%増となった。

月度 総合 テナント キーテナント
7月 5.5%増 6.8%増 0.7%増
8月 15.8%増 19%増 4.1%増
9月 12.7%増 15.3%増 3.1%増
10月 9.2%増 10.7%増 3.1%増
11月 2.3%増 2.5%増 1.2%増
12月 4.9%増 5.4%増 3.0%増
1月 11.1%増 12.6%増 5.2%増

前年同月は段階的にまん延防止等重点措置が全国的に発出され、外出自粛傾向が高まっていたが、当年は行動制限がなかったことや1月10日から再開された全国旅行支援により、外出機運が高まり来館者数が増え、前年超えとなった。

大都市や観光立地を中心にインバウンドも増加しており、来館者数および売上増加に寄与した。2019年と比較すると7.9%減とコロナ禍前を下回っているが、東京区部のキーテナントが0.1%増と伸長しており、徐々にコロナ禍前の売上に戻りつつあるSCもみられたという。

立地別にみると、中心地域は総合で16.5%増、周辺地域は9.0%増となり、中心地域がより伸長した。外出機運が高まったことや旅行客の増加により、特に中心地域の大都市が伸びた。

業種別にみると、前年同月のまん延防止等重点措置の反動で帰省や旅行、新年会需要による来館者数が増え、飲食が好調だった。

また、数年に一度といわれる寒波の影響やセールの実施によって、アウターなどの重衣料、防寒アイテムが稼働した。

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