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デサント/伊藤忠、中国の現地法人と合弁会社設立

2016年02月23日 17:00 / 店舗海外経営

デサントは2月23日、子会社であるデサントグローバルリテール(DGR)を通じ、中国におけるスポーツ用品のリーディングカンパニーである安踏体育用品(Anta)の子会社である安迪体育用品(Andes)、伊藤忠商事の子会社である伊藤忠繊維貿易(中国)(ITS)と、中国に合弁会社を設立すると発表した。

2017年から、「デサント」ブランドの中国での展開を開始することで、3社で合意したもの。

合弁会社は、中国(香港、マカオ地区は除く)における「デサント」ブランドの輸入、ライセンス生産、直営小売店舗運営と卸売販売を担当する。

資本金は、2億5000万RMBで、出資比率はAndes60%、DGR30%、ITS10%。

現在、カンパニーブランドである「デサント」を最注力ブランドと設定し、グローバルでの展開を拡大することを中期的な重点戦略の1つとして掲げている。

2015年1月には、グローバルマーケットにおける「デサント」ブランドの認知度と価値の向上を図り、小売と卸ビジネス拡大によるグループ全体の収益拡大を目的に、韓国にデサントグローバルリテールを設立した。

11月にはブランド初のグローバルフラッグシップショップとなる「デサントショップロンドンカーナビーストリート」をオープンした。

世界第2位の巨大市場である中国市場に向け、グループはこれまで、上海迪桑特商業を通じ「マンシングウェア」と「アリーナ」を、杉杉集団と伊藤忠グループとの合弁による寧波ルコック服飾を通じ「ルコックスポルティフ」の展開を進めていた。

「デサント」ブランドの中国市場への本格進出を目指しており、Antaグループと伊藤忠グループと自社グループの3社が強く連携して臨むことで、中国市場への加速度的な事業拡大を目指す。

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