デサント/SAPのアパレル製造業・小売向けシステムを導入

2021年07月07日 13:30 / IT・システム

SAPジャパンは7月7日、大手スポーツ用品メーカーのデサントが、SAPの次世代クラウドERPである「SAP S/4HANA Cloud」(エスエーピー・エスフォーハナ・クラウド)を中核とするクラウドオファリング「RISE with SAP(ライズ・ウィズ・エスエーピー)」と、業界専用アプリケーションである、アパレル製造卸業向けの「SAP S/4HANA for fashion and vertical business」、小売業向けの「SAP S/4HANA Retail for merchandise management」を採用したと発表した。

デサントは、2021年に発表した中期経営計画「D-Summit 2023(ディーサミット 2023)」において、「日本事業の収益改善」の達成に向け、「DTC(Direct To Consumer)事業の強化を主とする商品企画及び流通改革」、「収益性向上を測る経営指標明確化」、「基幹システムの刷新」、「Pay for performanceの考えに基づく新人事制度への転換」の4つの戦略を柱とする取り組みを行い、DTC事業強化に向けた構造改革を実施している。

その中で「基幹システムの刷新」に関しては、消費者の動向にスピーディーに対応するため、ブランド・商流・グループ企業間を横断した経営判断のスピードと精度向上、業務プロセスの標準化と自動化によるコスト削減と生産性の向上を実現できる仕組みを必要としていた。そのため今回、アパレル製造卸業界・小売業界で実績の豊富な「SAP S/4HANA Cloud, private edition」の採用を決定した。

「SAP S/4HANA Cloud, private edition」の採用により、卸、小売、ECビジネスの情報を一元管理。リアルタイムに可視化することで目まぐるしく変わる市場環境に迅速に対応し、消費者ニーズに応えるモノづくりの実践及び生産量コントロールによる返品・値引きの抑制、在庫・販管費のさらなる削減を実現することで、経営基盤の強化を目指す。

クラウドオファリング「RISE with SAP」には、クラウドERPの「SAP S/4HANA Cloud」を中核とし「SAP HANA」データベースを基盤とするビジネス・テクノロジー・プラットフォームをはじめ、日本企業をインテリジェントエンタープライズへと導くための様々なソフトウェアとサービスが含まれている。

■問い合わせ先
SAPジャパン
TEL:0120-786-727
http://www.sap.com/japan/contactsap

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