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商業施設の飲食店/出店2位スターバックス、退店2位ミスタードーナツ

2018年07月04日 17:10 / 店舗

リゾームのシンクタンク・SCトレンド研究所は、同社製品の全国商業施設(以下:SC)・ショップ・ブランド出退店データベース「SC GATE」を活用し、2018年1月~3月期の集計結果による飲食業の出店・退店ランキングを発表した。

<2018年1月~3月期出店トップ5>
2018年1月~3月期出店トップ5

今回の出店ランキングで1位になったのは、前回(2017年10~12月)と変わらず「いきなり!ステーキ」だった。

差引出店数も13店と、前四半期と同じペースで出店が続いている。前々四半期(17年7月~9月期)も差引出店数9店で2位にランクインしており、17年7月~18年3月の9か月間に、合計35店が増加している。

2位には、「Starbucks Coffee」(差引出店数9店)がランクイン。

3位から6位のブランドを見ると、フードコートなどで見かけることが多いブランドが多く、ショッピングセンターにおけるフードコートの重要性から、それを上質化させようという動きが伺える。

差引出店数3店で、7位にランクインした「J.S.BURGERS CAFE」は、ファッション系のショップを企画運営するベイクルーズグループのブランド。

なお、同グループの運営するブランドは、SC GATEに出店が登録されている全33ブランド中、9ブランドが飲食業種、3ブランドが食品業種となっている。

<飲食 大業種の出店ランキング(差引出店数上位20ブランド)>
飲食 大業種の出店ランキング(差引出店数上位20ブランド)

また、差引退店数が最も大きかったのは、「SUBWAY」(差引退店数10店)となった。

前々四半期(17年7月~9月期)、前四半期(17年10月~12月期)ともに、退店ランキングで1位となっており、17年7月~18年3月の9か月間で、合計25店が減少した。

2008年から「野菜のサブウェイ」のスローガンを採用し、野菜が食べられることが顧客に支持されていた。

しかし、昨今、コンビニエンスストアのサラダの品ぞろえが充実し、飲食店も野菜が食べられることを訴求するようになり、その訴求力が低下したことが原因の一つ。

さらに、パンやトッピングを自分で選んでオーダーできるという特長が、逆に「めんどくささ」につながり、手軽さという面でも敬遠された可能性がある。

<飲食 大業種の退店ランキング(差引退店数上位20ブランド)>
飲食 大業種の退店ランキング(差引退店数上位20ブランド)

■問い合わせ先
リゾーム
広報担当:金藤・山本・尼田
電話:03-3523-1128
info@rhizome-e.com

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