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北海道内コンビニ/製造工場・物流センター復旧・ほぼ全店で営業再開

2018年09月10日 17:40 / 店舗

流通ニュースは9月10日、北海道で6日に発生した北海道胆振東部地震を受け、北海道内の大手コンビニ各社の営業状況をまとめた。各社とも停電の解消とともに、製造工場・物流拠点を再稼働させており、ほぼ全店で営業を再開している。

セブン-イレブンは9時時点で、道内1005店の全店で営業を再開し、13カ所の弁当などの製造工場も再稼働し出荷を開始した。

セイコーマートは7日から順次、道内10カ所の製造工場を再稼働させている。9月7日~11日にかけて、順次、店舗への納品を再開している。

<セイコーマートの製造工場>
セイコーマートの製造工場

道内の主要物流センターは、札幌センターの設備が一部被災したものの、災害時緊急対応を行い、支障なく物流を行っている。

7日の時点では、道内1100店のうち7店が休業している。営業している店舗では、店内調理の惣菜HOT CHEFが好評で、震災後から営業可能な店舗で製造を開始し、おにぎりを中心に提供している。

現在、約800店で製造しており、9月9日以降は順次、弁当の製造も開始している。

同社では、ホームページで、「お客様にはご不便をおかけしておりますが、店頭の商品量は回復していきますので、買いだめなどのご心配をなさらぬようご協力をお願い申し上げます」と呼び掛けている。

ローソンは12時現在、道内の全664店で営業を再開した。

道内には、オリジナル商品の製造工場が7つあるが順次、稼働を再開し、9月9日朝から、7つの全工場が稼働している。

工場で使用する原材料の供給が不十分なため、製造できな商品もあるが、復旧に向けて全力で体制を整えている。

節電対策として、現在、昼間の店内照明の一部消灯などの節電対策を実施している。夜間の看板照明は、地域の安心・安全を支える観点から、点灯しているという。

ファミリーマートは、道内全235店で営業を再開し、道内の全ての中食製造工場と物流センターが再稼働し、順次、商品の納品を開始している。

中食製造工場(おむすび・弁当・サンドイッチ・麺類・パン・デザートなど)は道内に8カ所あるが、全ての工場で稼働を再開した。物流センターは道内に4か所あるが、全てのセンターで稼働を再開した。

商品の製造・供給体制では、緊急支援物資の製造を優先している1工場を除き、他の7工場は概ね80%程度の稼働・製造を再開している。

店頭でのファストフード(揚げ物、中華まん等)の販売は、概ね正常化した。道内で不足している商品や原材料などは、本州から随時輸送を行っているという。

9月10日から、商品の陳列など店舗の営業サポートを目的に、本社社員のべ200人を北海道に派遣しているという。

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