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近鉄百貨店/台湾の食雑貨セレクトショップ「神農生活」FC展開

2020年01月23日 15:10 / 店舗

近鉄百貨店は1月22日、台湾で人気の食雑貨セレクトショップ「神農生活」を展開する「神農市場有限公司」と、日本で初めてフランチャイズ展開することに合意したと発表した。

<神農生活>
神農生活

2020年秋頃を目途に、「神農生活1号店」をあべのハルカス近鉄本店にオープンする計画だ。その後、まず近鉄百貨店各店で展開したのち、他の主要都市へと拡大する予定だ。

「神農生活」は、ニューヨーク発祥の「食に関するセレクトショップ」に強くインスピレーションを受け、料理を食べることや作ることが好きな人のために「夢のような食材が集まる場所を提供したい」と考えて生まれたブランド。

自分達が良いと認めたこだわりの商品を集めたライフスタイル提案型のスーパーマーケットであり、台湾国内の老舗メーカーとコラボしたPB商品も開発している。

現在、台湾では、花博店(台北、2013年開業)と南西店(台北中山駅前、2018年開業)の2店舗を展開する。南西店は、台湾で話題の商業施設「誠品生活」にテナントとして入居しており、台湾の食雑貨セレクトショップとして、ひときわ存在感を放っている。

バイヤーが台湾全土を回り「美味しさ」や「安心・安全」であることを基準に、生産者から直接買い付けた有機食材、自然派食品などこだわりの商品を数多く取りそろえている。

洗練された空間デザインやディスプレイに加えてパッケージデザインなども優れており、台湾国内だけでなく日本人旅行客からも注目されSNSなどにも多数登場し、多くの人々から支持を得ているという。

店舗は、物販ゾーン、フードゾーン、茶市場ゾーンの3つで構成する。

<物販ゾーン>
物販ゾーン

「LESS IS MORE(より少ないことは、より豊かなこと)」をモットーに、「L.E.S.S.」の4つの理念を主軸に、台湾らしい温かみのある商品、地方の特色・ストーリーが感じられるもの、昔ながらの調味料や職人が作った工芸品など、生活を豊かにし、自分達が良いと認めた商品のみをセレクトして展開する。

L.E.S.S.とは、「LOCAL(地域性)」「ESSENTIAL(必要性)」「SEASONAL(季節性)」「SUITABLE(適切性)」の頭文字を集めた造語。

地域性では、地元の職人、地方の名産品をセレクトし、信頼に値する地域の生産者とパートナー提携する。必要性では、原材料を重視し、生活に必要なものを提案する。季節性では、旬の食材を楽しむ。適切性では、簡単かつ豊かに、季節に合せた生活を提案する。

<フードゾーン>
フードゾーン

フードゾーンでは、カフェ&レストラン「食習(しょくしゅう)」を展開。郷土料理が生活における心の支えになることを提唱し、台湾の郷土料理を定食スタイルで味わえる店舗。台湾の調味料を使い、食材を日本版にアレンジしたオリジナルレシピで提供する。「食習」で使用する調味料は、物販ゾーンでも販売する。

<茶市場ゾーン>
茶市場ゾーン

茶市場ゾーンは、台湾茶にまつわるモノ・コトのテーマパーク。多彩な台湾茶ブランドを集積するとともに、お茶に関する書籍、茶器、茶菓子などのお茶関連商品も多数展開する。試飲カウンターを核として、台湾茶の歴史・文化も体験でき、定期的に台湾から講師を招き、お茶の淹れ方などのセミナーやワークショップも開催するなど、台湾茶の魅力が満喫できるゾーンとなる。

■神農生活会社概要
会社名:神農市場有限公司
創業:2013年2月
資本金:25,000,000台湾元(1億円)
事業内容:スーパーマーケット・飲食業
店舗数:2店(台湾国内のみ)
売上高:110,000,000台湾元(4億円)
取扱い商品:食品(食材、調味料、ドライフルーツ、ジャム、蜂蜜、茶葉、お菓子など)、雑貨、自然派コスメなど

■神農生活
http://www.majitreats.com/default.aspx

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