ベイシア/北群馬郡「前橋吉岡店」新業態「マルシア」に一新
2020年03月02日 13:20 / 店舗
ベイシアは3月6日、群馬県北群馬郡の「ベイシアフードセンター前橋吉岡店」を新たなストアコンセプト「MARsia=マルシア」1号店としてリニューアルオープンする。
マルシアは、市場のように鮮度を重視し、品ぞろえの豊かさ、活気に満ちた演出などが特徴で、市場のようなベイシアの新たな業態を目指す。
商圏は、吉岡町、前橋市、榛東村で、1km2007世帯・人口5071人、3km2万204世帯・人口5万1196人、5km6万1398世帯・人口15万2419人を想定する。取扱商品は、生鮮食品、日配品、加工食品、菓子、衣料品など。
前橋吉岡店は、2002年12月4日にオープンし、約18年間営業してきた。カインズ前橋吉岡店のモールの中にあり、衣料品から住居関連品、食料品のワンストップショッピング性の高いスーパーセンターとして、グループシナジーを実現してきた。
今回の全面改装で重視した新たなストアコンセプトは、「新鮮で安心・安全な食材を提供」「賑わい、楽しさなどのエンターテイメント性を表現」「友達や知人、家族と一緒にくつろぐ場所」など、従来のベイシアの「より良いものをより安く」の考え方に商品や売場を通じての活力や魅力を数多くプラスした。
■市場のように鮮度を重視
売場コンセプトは、「新鮮で安心・安全で美味しい食材の宝庫」。青果では、鮮度を重視した調達方法に改善。従来から人気の地場野菜コーナーを更に充実させ、有機野菜の取扱いを開始する。
鮮魚では、海鮮丼の専門店「彩香路」を投入し、自慢の海鮮丼を販売する。お万菜コーナー「薫静彩」では絶妙な味付けの魚惣菜を提供する。
精肉では、群馬の銘柄牛「赤城牛」を品ぞろえ、第1号店となる「デリ ヴィアンド」肉惣菜(グリル)店では、店内で焼き上げた格別なローストチキンを販売する。
■ワンコイン以下のフレンチ惣菜も
スーパーデリカテッセンでは、豚肉の「万葉亭」、鶏肉の「千羽鶏」、海老の「寿老舗」、中華の「厨華味源」に加え、新たなジャンルとしてフレンチの「ボン・ルパ」(惣菜店)を導入する。
フランス料理は高額なイメージだが、ボン・ルパでは、「ワンコイン」以下の手頃な価格で提供する。フレンチ料理のアミューズ、サラダ、オードブル、スープ、魚料理、肉料理、デザートのフルメニューを品ぞろえとして加えた。
そのほか、玉子を使用した商品を集めたコーナーや「別海のおいしい牛乳」を使用した人気アイテムを集約した「別海コーナー」など随所で注目商品を投入した。
群馬県では3店舗目となるHanaCafeを導入。さらに品ぞろえを強化し、ベーカリーではフランスで人気のクロワッサンやバケットを展開する。ハンバーガーやサンドウィッチ、コッペパンなどの軽食も充実する。スイーツ、カットフルーツなどおいしい食材とくつろげる空間を提供。ふわふわの生食パン「花ほっぺ」を加え、新たな食の楽しさを顧客に提案する。
■グロサリー地域NO.1の品揃え
最近の新店・改装では生鮮部門の強化、例えば、オール生鮮部門の惣菜化=スーパーデリカテッセンの導入を図ったが、一方で一般食品部門の改善が遅れていた。前橋吉岡店ではグロサリー部門の商品構成の見直しをお客視点で実施した。グロサリー地域No.1の品ぞろえを目指し、品ぞろえの充実と分かりやすさの改善を図った。マルシアでは、ショートタイムショッピングをさらに進めた。
働く女性や高齢者向けの簡便商品も強化し、スーパーデリカテッセンのほか、オール惣菜化を進化させた。簡便化商品(o-easy、su-easy)を充実させ、働く女性、単身者、高齢者の家事の時短をサポート。アイテム数の増加や味のレベルも格段と向上させた
冷凍食品の品ぞろえや展開場所も「分かりやすく」をテーマに改善した。地域No.1の内容で、多様なライフスタイルに対応する。
マルシアでは、レジ袋削減のため、エコカゴ、エコバックの利用の普及に努める。一部のトレーは、バイオマスパッケージやリサイクルトレーを使用するなど、二酸化炭素削減を企業文化として取り組む。
■ベイシア前橋吉岡店
所在地:群馬県北群馬郡吉岡町大久保821
TEL:0279-55-6222
営業時間:9時~20時
駐車台数:1329台
イートイン席:82席
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