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(仮称)ノリタケの森プロジェクト/名古屋外国語大学サテライトキャンパスを整備

2021年02月08日 12:50 / 店舗

名古屋外国語大学(名外大)とイオンモールは2月8日、イオンモールが名古屋市で建設中の「(仮称)ノリタケの森プロジェクト」に名外大サテライトキャンパスを整備することで合意したと発表した。

開設場所はオフィスフロア6階、賃貸面積は約7600m2で、開講日は2021年秋の予定。

COVID19による感染が一年以上続くが、名外大は昨春から、学生の感染リスクを抑えることを最優先に、講義形態を主にオンラインによる遠隔授業に切り替えてきた。その間、学生・保護者からは遠隔授業などへの賛否の声が寄せられ、大学として感染防止に万全を期しつつ、充実した学修体制と満足できる学生生活を両立させるために進むべき方向を熟慮していた。

そこで、感染症対策を継続しつつ、名外大の特色である語学教育などの専門教育と教養教育を二本柱とする対面授業の重要性に鑑み、2021年度中には対面授業の比率を8割に拡充させる目標を設定した。

今後は通学時や講義での感染リスクを回避しつつ対面授業も可能とする対応策として、今年秋、(仮称)ノリタケの森プロジェクト内にサテライトキャンパスを開設し、これらの諸課題に対処するという大きな決断をした。

これにより名外大のビジョンである「世界人材」の育成のための革新的な教育・研究システムの再構築を推進できるものと確信し、併せて新しい産学協働の在り方を示すことができるものと考えているという。

イオンモールは、プロジェクトオフィスのコンセプトを「ワークライフブレンドオフィス」としているが、今回の取り組みはまさにこの概念を拡張した、学び、暮らし、働く、をつなぐモデルとなる。

サテライトキャンパスでは、オフィスの特徴である日本最大級の1フロア面積7000m2超をフル活用し、キープディスタンスを保った対面授業に必要な教室数や学生同士のコミュニケーションが生まれやすい環境を実現する。

時代と共に変化する企業や法人のニーズに対応する新たなオフィスとして、モールを活用した効率的でゆとりのある過ごし方、コミュニケーションを育む緑豊かな環境、新たな通勤・通学スタイルなど、これまでにないライフスタイルを提案する。

一人ひとりが自分の意志で、働き方も暮らし方も選べる柔軟性に富み、場所も時間もフル活用ができるライフスタイルオフィスを展開。さらに、窓の開放が可能な設計や、エレベーターの密を回避してエスカレーターや階段だけでもアクセス可能な導線設計を行うなど、感染症対策も実施する。

愛知県日進市にキャンパスを構える名古屋外国語大学は、外国語学部、現代国際学部、世界共生学部、世界教養学部の4学部で構成。現在、約4800名の学生が在籍している。

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