三陽商会/阪急うめだ本店にバーチャルフィッティング実験店舗
2023年06月09日 11:28 / 店舗
エプソン、アベイル、三陽商会は6月14日~19日、3社による「アパレル3Dソリューション×無在庫ビジネス構想」実証実験として、阪急うめだ本店9階・祝祭広場の特設会場にて開催されるSDGsに特化したイベント「GOOD VIBE FROM SEA」に出展する。
エプソン、アベイルは、三陽商会が展開する、リサイクル素材を用いながら、スタイリッシュで機能的なコレクションを創造するスペイン発のサステナブルファッションブランド「ECOALF」とともに、試作品レスと在庫レス、印刷工程における水使用量を極小化した持続可能なファッション流通サイクルを目指している。
会場の「ECOALF」ブースは、「アパレル3Dソリューション×無在庫ビジネス構想」を想定した実店舗として登場。タブレット端末でのバーチャルフィッティング体験で選んだ商品の販売を行う。
「アパレル3Dソリューション×無在庫ビジネス構想」とは、アベイルの展開するBROWZWEAR社の「VStitcher」を活用したもの。
「VStitcher」は、デジタルツイン技術を備え、3Dのデジタルデータを現実の生産ラインに反映することができる。プリント柄を含めた3Dデジタルデータを2Dの型紙データに変換し、プリントデータとして生地に直接オンデマンド印刷が可能。これにより、試作品の作成プロセスを短縮してオンデマンドで、必要な数量のみの生産が可能になり、在庫を持たない販売を実現するという。
さらに、エプソンのデジタル捺染(なっせん)機「Monna Lisa(モナリザ)」で顔料インクを使用した場合、アナログ捺染の染料インクを使用した印刷と比較して、水使用量を約96%削減でき、サステナブルな印捺プロセスを可能とする。
今回のイベントでは、水族表現家・二木あい氏の作品を用いたワンピースが予約購入可能となっている。
なお、イベントで装飾に用いられる布製タペストリーとタープはMonna Lisaで印刷し、イベント終了後は、二木あい氏の新たなアート作品としてアップサイクルされる予定だ。
■「GOOD VIBE FROM SEA」イベントサイト
https://website.hankyu-dept.co.jp/honten/h/sea_creation/
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