イオンタウン守口/年間来館目標300万人、徒歩・自転車来店比率80%想定

2023年11月15日 14:40 / 店舗

イオンタウンは12月8日、大阪府守口市にショッピングセンター「イオンタウン守口」をグランドオープンする。

イオンタウン守口は、守口市の新たな魅力拠点を創出することを目的とした「守口市旧本庁舎等跡地開発事業」の公募において選定された、商業・住宅の複合開発事業『Link City Moriguchi』における商業棟として出店。地域の日々の暮らしをサポートし、日常に新たな交流と発見を提供する施設を目指す。

<イオンタウンの加藤社長(左)とダイエーの西峠社長(右)>

イオンタウンの加藤久誠社長は、「コロナ禍でECが活性化していたが、コロナによって断たれたつながりを求めて、お客様がリアルな場に戻ってきている。日々の買い物のニーズと、つながりをつくるコミュニティのニーズの両方を兼ね備えているNSCの重要性を改めて感じている。出店にあたっては、食・ヘルス&ウエルネス・コミュニティを重視している」とイオンタウンが目指す近隣型ショッピングセンター(NSC)の方向性を説明した。

核店舗となる「イオンフードスタイル守口店」を展開する西峠泰男社長は、「イオングループは、大阪エリアを重点エリアとして捉えており、今後も出店を加速する。現在、大型商業施設であるイオンモール、イオンタウン、GMSであるイオンリテール、そして新業態のそよらを展開。ダイエーは、SM・小型店として、イオンフードスタイルを出店し、グループであらゆるフォーマットでシェアを上げる戦略を進めている。イオンフードスタイル守口店では、いまニーズが高い、簡単・便利・ヘルス&ウェルネスをキーワードに、売場・商品を構成した。駅直結で単身者が多いといった商圏のニーズに対応したい」と出店概要を解説した。

<施設イメージ>

イオンタウン守口の基本商圏は、半径1km圏内の約1万5000世帯・人口約3万1000人を想定する。施設は、国道1号線に面しているが、来店手段の80%は徒歩・自転車、20%を自動車と想定している。年間来館者数は、年間300万人、平日7000人、土日祝日は1万1000人を見込む。

施設は、大阪メトロ谷町線守口駅の3番出入口に直結。梅田や淀屋橋といった大阪の中心部への交通利便性に優れていることに加え、淀川河川公園や文禄堤といった自然資源、歴史資源が点在する大きな魅力を有するエリアに立地している。

テナントでは、守口市初出店8店舗を含む、日常の食を彩る飲食・食物販の専門店、日々の生活をサポートするデイリーユースの専門店、健康的な生活を支えるクリニックなど、計17店を誘致した。

<今日は焼肉>

毎日の食を彩る飲食・食物販店舗では5店舗が出店。大手口コミサイトでも高評価を獲得する「板前焼肉一牛」を北新地・心斎橋・三宮で展開するクォークがファミリー向けの新業態店舗として「今日は焼肉」を初出店する。

守口市初出店では、全国で71店舗展開する家族で気軽に行ける本格レストラン「イタリアンキッチン VANSAN」がオープン。発祥暦応3年(1340年)「こうはら」が独自に開発した塩昆布風発酵食品「舞昆」の専門店も誘致した。そのほか、スターバックスコーヒー、ケンタッキーフライドチキンも出店する。

日々の生活をサポートするデイリーユースの専門店として、家電量販店「ケーズデンキ」100円ショップ「キャンドゥ」を展開。健康的な生活につながるヘルス&ウエルネスの専門店 では、ウエルシア薬局が開店する。また、3階にはクリニックゾーン「守口駅前ウェルネスモール」を設け、地域の健康維持のための医療を提供する。

<憩いの広場イメージ>

また、守口市が目指す、若い世代の満足度向上や子育て環境の充実化など、「住んでみたい、住み続けたい」街づくりに貢献するため、SCにおいても子育て支援の取り組みを推進する。

イタリアンキッチンVANSAN、ほけんの窓口には、店内にキッズスペースを設置キャンドゥでは、「ママサポート」をテーマに、店頭にキャラクター商品やベビー&キッズ商材・シーズン及び生活サポートとして売れ筋ランキング商材を展開。親子参加型のワークショップイベントを定期的に開催する。

サンキューカットでは、キッズカット用の席を2席用意。セイハ英語学院では、英語学習を通して、子どもの可能性を広げる場として0才から参加できるプログラムを用意する。

2024年夏には、SCとNTT都市開発による住宅棟との間に約1000m2の「憩いの広場」を整備。子どもの遊び場としても利用できる、地域の憩いの場・交流の場を提供する。

<イオンフードスタイル守口店>

ダイエーが運営する「イオンフードスタイル守口店」は、“簡単”“便利”“ヘルス&ウエルネス”をキーワードに、商圏内のファミリーや単身者のほか、駅利用者のさまざ
まなニーズに対応する食品スーパーマーケットを展開する。鮮度と品質にこだわった生鮮品や、健康・おいしさを意識したオリジナルの総菜など、朝、昼、夕方以降の時間帯のニーズに合わせた品揃え・サービスを提供する。

簡便・時短のニーズに対応する簡便調理野菜を、地域一番の品揃えを目指し約50品目を展開する予定。また、国産黒毛和牛「さつま姫牛」や、具材たっぷりの海鮮丼などオリジナルの商品を多数展開するほか、人気の鉄板焼きや、ピッツァなど、オープンキッチンで調理した総菜を提供する。

島根の漁港に駐在するバイヤーが厳選した旬の魚を使用した総菜や、オーブンで焼き上げたノンフライの唐揚げなど、健康を意識したメニューを提供。店内で焼き上げ、できたてを提供するベーカリー売場では、即食ニーズに対応するハンバーガーやドーナツを展開するほか、低糖質や米粉を使用したパンなどを多数取り揃える。

また、近郊の市場から取り寄せた鮮度抜群の水産物を売切御免で展開。お客の要望に応じて調理して提供する。そのほか、近郊の門真市で採れた特産野菜や、守口市のクラフトビールなど地産地消の取り組みを積極的に推進する。

<フロアマップ>

■イオンタウン守口
所在地:大阪府守口市京阪本通2丁目2番4号
敷地面積:約6074m2
延床面積:約1万2363m2
総賃貸面積:約6708m2
駐車台数:155台
駐輪台数:154台
店舗数:17店舗
構造:鉄骨造3階建て
開店:2023年12月8日
営業時間:専門店10時~21時(店舗により異なる)
イオンフードスタイル守口店8時~23時
従業員数:約500人
基本商圏:半径1km圏内、約1万5000世帯、約3万1000人

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