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イオンモール仙台雨宮/25年秋オープン向け工事開始、防災モールへ

2024年03月21日 10:41 / 店舗

イオンモールは3月21日、2025年秋のオープンに向け、宮城県仙台市の旧東北大学・雨宮キャンパス跡地で計画中のショッピングモール「(仮称)イオンモール仙台雨宮」の建築工事を開始したと発表した。

<(仮称)イオンモール仙台雨宮>
イオンモール仙台雨宮

計画地は、仙台駅より約2kmと交通至便な立地であり、仙台有数の文教地区としても知られている。隣接する多様な世代が暮らす住宅、地域に密着した医療施設とともに、複合的な地域拠点として、健康で豊かな暮らしを支える生活利便サービスや多様な学び・交流活動の場の提供を行い、にぎわい創出の一助となる施設を目指す。

東北大学災害科学国際研究所との「産学連携協力」に関する協定に基づき、同施設を地域の防災拠点として、地域の防災減災力を高めるための防災機能の在り方や、地域と一体となった防災減災といった、地域の持続的な防災に貢献するモールの在り方を共同研究していく。

また、地域の防災拠点として、安全で安心できるレジリエント・コミュニティーの創生、災害時の同モールの防災運用、一時避難場所としての防災活用、地域避難所との連携、防災教育のための地域連携行事の立案なども検討する。

<防災に貢献するモールに>
防災に貢献するモール

さらに、震災時に顧客で帰宅困難となった人や周辺の人とが一時的に避難できる場として、建物の安全確認を終えた同モールの建物を活用することを計画。近隣の仙台市が設営する指定避難所の役割を支え、災害後に人が滞在する周辺施設との役割分担を考えているという。

このような一時避難施設と活用する建物内と付近には、非常用発電機による場内照明・スマートフォンの充電用電源の確保、マンホールトイレ設置を計画している。

そのほか、屋根面に太陽光発電設備、非常用発電機を設置。地域が停電しても、防災設備、セキュリティーシステム、給水設備といった各種設備、防災センターやイオンモール事務所などの主要な管理室、イオン食品売り場などに電源供給を最優先で行う。

断水・停電時でも、非常用電源を活用して受水槽の水飲料専用として供給する。耐震性を有した受水槽(約150m2は、断水・停電状態でも受水槽内の飲料水を利用できるよう緊急用給水口を設置する。

ロータリー道路の北側には、隣接する仙台厚生病院と一体的になった広場を設置。この広場では、災害発生時でも人々が集まり、エリアの情報拠点などとして活用できるよう、災害用テント、水飲みや手洗い場などの設置を検討している。

■施設概要
所在地:宮城県仙台市青葉区堤通雨宮町10-3
施設名称:(仮称)イオンモール仙台雨宮
敷地面積:約3万3000m2
延床面積:約7万5000m2(立体駐車場含む)
総賃貸面積:約2万9000m2
建物構造:店舗棟鉄骨造地上4階建、立体駐車場棟鉄骨造地上6階建
駐車台数:約1300台
開店予定:2025年秋

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