ヒューリック/総投資額1000億円、商業施設事業「HULIC&New」を開始
2017年05月24日 16:30 / 経営
ヒューリックは5月24日、自社開発の商業施設事業を本格展開すると発表した。同日、渋谷に開業した初の自社開発商業施設「HULIC&New SHIBUYA」の記者発表会で明らかにした。
今後、年間で3~4棟の商業施設プロジェクトを推進し、総投資額で1000億円程度の事業規模を計画する。
ヒューリックアンニューは、立地条件に合わせた、新しい(New)暮らしの付加価値(&)を提案する施設を目指す都市型中規模コンパクト商業施設。
今後、開発する商業主体の施設は「HULIC&New(ヒューリックアンニュー)」と名付け、ブランド戦略を打ち出す。
テナント構成は、可能な限りチェーン店ではなく、東京進出を考えている新しいテナントを積極的に導入することで、既存の商業施設との差別化を図る。
HULIC&New SHIBUYAは飲食店を中心に、渋谷初出店6店、新業態4店のほか、JINSの旗艦店を加えた11店を集積した。
まずはヒューリックが重点エリアとしている、都内の渋谷、新宿、銀座、秋葉原などの都心部で事業を推進する。
用地取得から開発までが比較的短い事業で、用地取得から3年程度での竣工を目指す。
1物件あたり、約70億円を投資し、年間で4件、合計約300億円の投資を計画している。将来的には総投資額で1000億円の規模とする予定だ。
1号案件のHULIC&New SHIBUYAの敷地面積は282.46m2、地上10階、地下2階に延床面積2016.43m2を展開する。
6月1日には、2号案件として新橋に「HULIC&New SHINBASHI」を開業する予定だ。
2019年3月に、3号案件として秋葉原に「(仮称)HULIC&New AKIHABARA」を竣工する。2019年春には、4号案件として渋谷に「(仮称)HULIC&New SHIBUYA2」を竣工する計画だ。
バリューアッド事業部統括部長兼開発ソリューション部長で常務執行役員の中嶋忠氏は「当社が既存に持っている施設は、駅前立地が多く、商業施設事業との相乗効果も期待できる。まずは、首都圏から事業を開始し、地方の政令指定都市への展開は、今後検討したい」と語る。
基本的に超都心型の立地で展開するが、東京・吉祥寺など商業集積が多い繁華街での展開も予定しており、既に、吉祥寺では物件を取得している。
ターゲット層は、街の来街者全般を想定しており、オフィスワーカーに特化せず、土日も集客できる立地を選定しているという。
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