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すかいらーく/回転寿司「魚屋路」の食中毒で17店が行政処分

2018年09月19日 10:38 / 経営

すかいらーくホールディングスとすかいらーくレストランツは9月19日、グループが運営する回転寿司「魚屋路」の利用客に食中毒の症状が発症し、保健所から合計17店で行政処分を受けている件で、現状を発表した。

<魚屋路のホームページ>
魚屋路のホームページ

8月31日から9月3日にかけて、「魚屋路」を利用したお客から、食中毒の症状がみられるとの連絡を受けた。

グループで調査したところ、東京都、神奈川県、埼玉県の店舗において、宅配またはテイクアウトサービスの利用客を中心に体調不良を感じたと申し出があった。

発生原因は、食材の流通経路なども含めて現在調査中だが、保健所による調査結果と食材の社内検査から、生ウニから腸炎ビブリオ菌が検出された。

そのため、9月4日から、社内検査で問題のあった生ウニの提供の停止と宅配・テイクアウトサービスをすべて停止し、10日から「魚屋路」全24店で、営業を自粛している。

調査結果も踏まえ、現在、食材の温度管理等の店舗オペレーションの改善、店舗の清掃・消毒等の衛生対策の再徹底、従業員の衛生管理に関する再教育等の安全対策の確認とともに、再発防止策の立案に取り組んでいる。

9月18日午後6時現在、計15店(横浜十日市場店、磯子上中里店、三郷戸ヶ崎店、新所沢店、小平小川店、町田木曽店、下高井戸店、湘南ライフタウン店、立川幸町店、川崎神木店、町田中央店、旗の台店、西台駅南店、花小金井店、鎌倉由比ヶ浜店)が行政処分を受けた。

19日までに新たに東小金井店と立川富士見店が、新たに行政処分を受けた。

グループでは、現在、宅配またはテイクアウトサービスで生ウニを注文したお客を中心に体調不良の有無などについて聴き取りを進めている。

その中で、「魚屋路」全24店を所管するすべての保健所に対して、届出を行った。

今後、新たに行政処分の対象となる店舗が発生した場合は、速やかに知らせる。

これまでに行政処分を受けた店舗のうち、東小金井店、立川富士見店以外の計15店は、本日現在、営業停止期間が経過し、保健所から営業再開の許可を得ているが、上記に記載した安全対策の確認と再発防止策が確立されるまでの間、営業を自粛する。

今後は、何よりもまず体調不良の症状がみられたお客に対して真摯に対応するとともに、発生原因の特定に全社を挙げて取り組む。

今後の再発防止策は、保健所による行政処分の結果などとともにあらためて報告する。

なお、「魚屋路」で提供した生ウニは、グループの運営する他の業態では提供していないという。

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