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アスクル/ヤフーの「ロハコ」譲渡要請公開、社長人事で反論

2019年07月22日 16:00 / 経営

アスクルは7月22日、ヤフーが7月18日に、「LOHACO(ロハコ)事業の譲渡を申し入れる方針はなく、岩田社長の再任に反対し、業務・資本提携関係の見直しも不要」と発表したことに対する、自社の見解を発表した。

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ヤフーからのロハコ事業譲渡の申し入れについては、ヤフーが1月15日付でアスクルに提示した「LOHACOについてのご提案のお願い」と題する書面を公開し、ロハコ事業の移管を画策していることは明白だと反論した。

アスクルの岩田彰一郎社長の再任に対して、ヤフーが「経営の若返りを図り、新たな経営陣のもとで新たな経営戦略を推し進める」と説明し再任に反対していることについては、岩田社長を経営から外すことだけが、一連の目的であることを表面上隠すためになされた虚偽の説明であると指摘した。

業務・資本提携関係の見直しについては、ヤフーが自ら契約に反する行為を行っておきながら「業務提携関係を維持」「見直しについての協議が不要」というのは、自らの都合にあうように、資本の論理を振りかざす暴論であると考えると主張している。

アスクルは、「一連の時系列に照らせば、社長再任に反対する真実の理由は、ロハコ事業の移管を行いやすくするための社長人事への介入であることは明らかで、アスクルが記者会見で真実を述べたことを狼狽し、とりあえず反論する体裁をとっただけの内容だ。友好的な協業により双方の企業価値向上を企図することなど困難で、ステークホルダーのためにも、早期に協議による提携解消が最適と考えていることに変わりはなく、引き続き真摯に交渉を続けていく」とコメントしている。

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