ユニクロ/韓国の日本製品不買運動でお詫び掲載
2019年07月22日 15:50 / 海外
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ファーストリテイリングは7月22日、グループの決算会見における韓国情勢に関する説明に不十分な点があり、韓国のお客に対して、真意の説明と、不十分な表現で大変不愉快な思いをさせてしまったことへのお詫びをユニクロ韓国のホームページに掲載したと発表した。
今回の説明は、2019年7月11日に東京で開催された決算会見で、メディアからの韓国での日本製品不買運動に関する質問に回答する過程で言及された。「そのときの不十分な表現のために、真意を適切に伝えられず、結果的に多くのお客に不愉快な思いをさせてしまったことに対して、心からお詫び申し上げます」とコメントしている。。
ファーストリテイリングの役員は質問に対し、「足元に一定の影響が売上に出ているということはあります。全く影響がないということは、当然ないです。なのですが、われわれとしては、過度に政治の情勢に振り回されることなく、どの国のお客様もわれわれの大切なお客様なので、その国に根ざしたLifeWearを提供していくという商売を粛々とやっていくということです。韓国についても、長年ご愛顧いただいていますので、その影響は長くは続かないであろうと思っています。ただ、足元は一定の影響が出ています」と回答した。
この真意は、「私たちができることはこれまでと変わりなく、良い商品とサービスを提供するための努力を真摯に続けていくということしかなく、韓国でも長年ご愛顧いただいていますので、その影響が長くは続かないことを願っています」という趣旨だったという。
しかし、「願っています」と明確に言うべきところを、「思っています」という不十分な表現を使ってしまったため、本来の意図とは異なり「不買運動は長く続かないと見通している」という伝わり方をしてしまい、韓国のお客に不愉快な思いをさせてしまった。
ファーストリテイリングは、「改めてこのような不十分な表現のために、真意を適切に伝えられず、結果的に多くの韓国のお客様に不愉快な思いをさせてしまったことに対して、心からお詫び申し上げます」と述べている。
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