ファミリーマート/時短営業の実験参加希望店向け説明会を開催
2019年08月23日 16:10 / 経営
ファミリーマートは8月23日、東京都品川区と名古屋市で、時短営業の実験参加希望店向け説明会を開催した。
4月25日に発表した加盟店支援「行動計画」で、時短営業の実験を開始することを公表しており、6月に時短営業の第一次実験を行っていた。今回は、第一実験を踏まえて全国で実施する第二次実験への参加企業者向けに説明会を開催した。
説明会では、澤田貴司社長が、6月に実施した加盟店向けアンケート結果の概要、第一次実験の結果説明、第二次実験の概要を説明した。
加盟店向けアンケートの調査結果は7月26日に発表したものと同様で、約7000店の加盟店が時短営業を検討したい意向であることを報告した。
第一次実験の評価として、お客が来店する時間に閉店してしまうと客数が減少するため、閉店時間をどこに設定するべきかといった課題や、駅前、ロードサイド、住宅街と立地環境を踏まえた対応が必要であることが明確になったという。店舗オペレーションの見直しも課題となっており、第二次実験は規模を拡大して実施する。
第一次実験は、エリア限定で2パターン実施。一部の千代田区を含む文京区の68店と長崎県大村市、諫早市、雲仙市、島原市、南島原市の49店(うち直営店2店)で、「週1日(日曜日)限定の時間営業」の実験を実施。また、池袋を含む豊島区北部82店、秋田県秋田市、大仙市、横手市、由利本荘市、仙北市、湯沢市と美郷町の66店(うち直営店2店)で、「毎日時間営業」をする実験を行っていた。
第二次実験は、対象エリアを全国に拡大する。時短営業のパターンは、第一次実験と同様に、「週1日(日曜日)限定の時間営業」と「毎日時間営業」の2つの実験をする。
10月14日~11月30日に「毎日時間営業」、10月13日~12月15日に「週1日(日曜日)限定の時間営業」の実験を実施する。
実験の参加店舗数は最大で700店で参加希望店が多い場合は、抽選で決定する。遅くとも2020年2月末までに対応案の策定と公表を行う。
説明会は8月19日に福岡を開催したのを皮切りに、大阪、岡山、札幌、東京、名古屋、仙台の全国7カ所で開く。東京会場では、約300人の加盟店が参加した。8月29日に仙台で、説明会を開く計画で、合計で800人が参加する予定だ。
なお、ひとつの可能性として、夜間に売場を無人とする実験も検討するという。
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