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ゴンチャ ジャパン/元「日本マクドナルドHD」CEO原田氏がCEOに就任

2019年11月26日 15:20 / 経営

ゴンチャ ジャパン(GCJ)は11月26日、代表取締役の異動を発表した。12月1日付で原田泳幸氏が、代表取締役会長兼社長兼CEOに就任する。同時に原田氏は、ゴンチャグループ グローバルシニアリーダーシップチームメンバーに就任する。

<原田泳幸氏>
原田泳幸氏

ゴンチャは、世界で最も知られたティーブランドの一つとなっている。今回、グローバル展開に対し、TAアソシエイツ(TA)が戦略的成長投資をする。それに伴い、ゴンチャグループの日本法人であるゴンチャジャパン(GCJ)の主要役員人事を変更する。

これまで、ゴンチャジャパンはゴンチャの韓国法人であるゴンチャコリア傘下にあった。今回、TAがゴンチャコリアなどから株式を取得し筆頭株主となり、経営権を100%取得した。筆頭株主の変更に伴い葛目良輔社長は退任する。

ゴンチャは、2006年に台湾南部の都市、高雄での創業以来、高品質な台湾茶を特徴とした世界で最も知られたティーブランドの一つとして、台湾、韓国、日本、フィリピン、ベトナム、マレーシア、シンガポール、メキシコ、オーストラリア、カナダ、イギリス、アメリカなど17の国と地域に1100以上の店舗を展開している。

TAは、1968年にアメリカでの創業以来、グローバルに投資活動をするPE(プライベート・イクイティ)ファンド。持続的な成長機会と収益性を有した企業に投資し、TAの保有する戦略的リソースを活用することで、投資先の経営陣が永続的な価値を構築するためのサポートを長期的にしている。

TAは、人的資源への投資を含めたゴンチャの投資活動を支援し、ゴンチャグループ全体の継続的な成長と拡大をサポートするという。

GCJは、2015年9月に東京・原宿表参道に国内1号店をオープンし、現在、東京都市圏(1都3県)を中心に静岡、愛知、大阪、広島、福岡、沖縄で51店を展開している。

葛目社長は、2020年末までに日本国内で100店体制とする目標を発表している。原田氏の社長就任により、出店スピードを加速させる方針だ。

■原田泳幸(はらだえいこう)氏の略歴
1948年12月3日生まれ 長崎県佐世保市出身
1997年~2004年:アップルコンピューター代表取締役社長
兼米国アップルコンピューター社副社長
2004年~2015年:日本マクドナルドホールディングス代表取締役会長兼社長兼CEO
2014年~2016年:ベネッセホールディングス代表取締役会長兼社長
2013年~2019年:ソニー社外取締役
2019年12月1日:ゴンチャジャパン代表取締役会長兼社長兼CEO就任
ゴンチャグループグローバルシニアリーダーシップチームメンバー就任

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