イオン/新型コロナウイルスで惣菜「バラ販売・量り売り」中止
2020年03月09日 17:10 / 経営
イオンは3月6日、新型コロナウイルス感染症に対する取り組みを発表した。まず店舗では、出入口付近や店内の複数カ所に「消毒用アルコール」を設置した。
買物カゴ、ドアノブ、エレベーターの押しボタン、エスカレーターベルト、階段等の
手すり、トイレ内の備品、 買 物カート、ベビーカート、フードコートのウォーターサーバー周り・テーブル・イスなど、お客が直接手を触れる可能性のあるカ所について、1日に数回、消毒用アルコールによる拭き上げを実施している。
バラ売り・量り売り惣菜とインストアベーカリーなどでは、全てパック詰めまたは袋詰めでの販売に変更した。
店内換気のため出入口の扉を一部開放したほか、閉鎖空間での感染防止のため屋内喫煙所を閉鎖している。
■従業員には「新型インフルエンザ規定」に準じた対応
従業員に対しては、厚生労働省の指針や「新型インフルエンザ規定」に準じた対応を実施している。
手洗いやうがいの励行とアルコール消毒のほか、毎日の検温とせき等の体調不良がないかを「体調管理チェックシート」に記入し、上長が確認、体調のすぐれない従業員を把握し管理を徹底している。
37.5度以上の発熱がある場合は出勤せず、4日以上発熱が続いた場合には指定の医療機関などを受診させる。
感染が拡大している地域等については接客部門の従業員もマスクを着用。事務所などでは、時差通勤ならびにテレワークを実施。
社内会議や社外との商談等は、テレビ会議システム等を活用。多くの人が集まるイベントや会議体の延期または中止。
グループ各社合同の入社歓迎の集いと新入社員研修の開催を延期し、トップバリュ展示会の中止などをおこなっている。
国内における新型コロナウイルス感染症の拡大が危惧されるなか、イオンは、厚生労働省の指針や自社が作成した「新型インフルエンザ規定(2010年作成)」などに準じ、感染拡大の防止に向けた対応を強化するという。
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