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UAゼンセン/2020年春闘「ベア2147円」パートは5年連続正社員超える

2020年03月12日経営

UAゼンセンは3月12日、2020労働条件闘争の3月12日時点の妥結状況を発表した。正社員の賃金引き上げ(ベースアップ等)は単純平均で2147円(0.75%)で、昨年同時期の1977円(0.68%)を上回った。

<UAゼンセン>
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内需を中心とする流通、総合サービス部門において多くの組合が前年を上回り、2000円を超えた組合も一定数ある。製造産業部門においても、平均で1600円程度と一定の水準を確保した。妥結総合計(制度昇給、ベア等込)では、前年以上の金額を獲得できた組合が6割強となった。

パートタイマーの一人あたりの平均引き上げ率(制度昇給、ベア等込)は 3.07%で正社員の 2.44%を超え、5年連続正社員を上回ることとなった。契約社員も2.61%と正社員を上回っている。

パートタイマー・契約社員への通勤手当・家族手当や年次有給休暇拡充、確定拠出年金の導入な ど、均等・均衡処遇への取り組みがさらに前進した。2017年闘争からの累計で32組合が65歳定年延長を実現した。

3月12日10時時点で、正社員組合員は113組合、パートタイム組合員は73組合、契約社員組合員は23組合が妥結した。組合員数では全体で約58万人の賃上げが決まった。(正社員20万4000人、パートタイマー36万6000人、契約社員1万2000人)。

新型コロナウイルスにより、国民生活に大きなマイナスの影響が広がり、労使が感染予防、休業対策等 に取り組む一方で、粘り強くかつ冷静に交渉を進め、労働者の生活の安心と、そして、日本経済の底 支えのため、一定の社会的責任を果たす内容の合意を得ることができたと評価している。

■正社員の妥結総合計は単純平均7298円(2.49%)

正社員の妥結状況では、113組合の妥結総合計(制度昇給、ベア等込)は、単純平均で7298円(2.49%)となった。前年と比較できる110組合の6割強が前年以上の妥結総合計額を獲得し、単純平均で前年を619円上回った。

賃金体系維持が明確な69組合の賃金引き上げ分(ベア等)の単純平均は2147円(0.75%)であり、昨年同時期の1977円(0.68%)を上回った。うち、前年と比較できる66組合の単純平均は前年を468円(0.18%)上回る。

業種別では、ドラッグストア(9組合妥結)が昨年比1099円、家電量販店(6組合妥結)が昨年比1053円プラスの賃上げを獲得している。

規模別では、300人未満の組合の妥結総合計額、賃金引き上げ分(ベア等)の単純平均は、いずれも300人以上の組合を上回っており、中小組合が健闘している流れが継続している。

高卒初任給は、34組合で単純平均3889円、大卒初任給は41組合で単純平均3354円の引き上げを獲得した。また、企業内最低賃金は40組合で単純平均3368円の引き上げを獲得し、妥結平均は17万2008円となった。

■パートタイムの妥結総合計は単純平均33.7円(3.29%)

パートタイムの妥結状況では、73組合の時間当たり賃金の妥結総合計(制度昇給、ベア等込)の単純平均は33.7円(3.29%)の引き上げとなり、昨年同時期の29.9円(2.97%)を上回った。前年と比較できる66組合の単純平均は前年を4.0円(0.34%)上回る。

パートタイマーと正社員ともに妥結した49組合のうち、正社員を上回る賃上げ率を獲得した組合が約78%(前年同時点74%)となっている。また組合員一人あたりの平均引き上げ率(制度昇給、ベア 等込)は3.07%で、正社員の2.44%を越え、5年連続上回ることとなった。

19組合が企業内最低賃金の引き上げを行い、平均引き上げ額は12円となった。

■契約社員の妥結総合計は単純平均5089円(2.31%)

契約社員の妥結状況では、23組合の妥結総合計(制度昇給、ベア等込)は単純平均で5089 円(2.31%)の引き上げとなった。前年と比較できる22組合の単純平均は前年を801円(0.31%)上回る。

組合員一人あたりの平均引き上げ率(制度昇給、ベア等込)は2.61%で正社員の2.44%を越えている。

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