くら寿司/「消毒用電解水」月最大100トン自治体に寄付

2020年04月27日 13:25 / 経営

くら寿司は4月27日、アルコール消毒液が不足している自治体に向け、自社製造の「微酸性電解水」を1カ月最大100トン目途に、5月1日より7月31日までの3か月間、大阪と福岡の加工センターにて、毎日無償提供すると発表した。

微酸性電解水は、大阪および福岡の加工センターで毎日製造。同センター内の設備や加工器具、店舗などの消毒殺菌用に使用している。

<「消毒液」を自治体に寄付>
「消毒液」を自治体に寄付

今回、新型コロナウイルス感染拡大の影響でアルコール消毒液不足の問題を受けて、自治体に提供できるように、自社で必要な分量を越えて製造装置をフル稼働して、製造。譲渡後の活用方法は、各自治体に任せるという。

1自治体につき、1回当たり0.5トン限定(1自治体あたり、1週間に1回のみ申し込み可能)となる。申込はくら寿司のホームページで行う。

<使用風景>
使用風景

「微酸性電解水」は、塩酸、または塩酸に塩化ナトリウム溶液を加えて適当な濃度に調整した原液を電気分解することにより得られる、次亜塩素酸を主成分とする水溶液で、非常に殺菌作用が高い電解水。食品分野では、食品添加物の次亜塩素酸ナトリウムより低い有効塩素濃度で殺菌力を高められるため、より安全性を確保し、コストや環境への負荷を軽減できる。

■くら寿司ホームページ(4月29日オープン予定)
http://www.kura-corpo.co.jp/

■引き渡し場所
くら寿司 貝塚本部 天然魚加工センター(HACCP認定)
大阪府貝塚市小瀬188188

九州加工センター
福岡県糟屋郡宇美町ゆりが丘2-2-1414-11-11

くら寿司 決算/11~7月売上高12.1%増、日本事業が過去最高の業績

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