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良品計画/都内3店のローソンで「無印良品」実験販売

2020年06月17日 16:00 / 経営

良品計画は6月17日から順次、ローソンが運営する都内のローソン3店で、期間限定で無印良品の商品約500品目の実験販売を開始した。

6月17日大田区「ローソン久が原一丁目店」、6月18日新宿区「ローソン新宿若松町店」、6月19日江東区「ローソン南砂二丁目店」で販売を開始する。実験販売期間は約3カ月間を予定している。実験店舗は、いずれも日用品の購入ニーズが高い住宅地立地を選定した。

まずは都内のローソン3店で、無印良品で販売している約7000品目のなかから選りすぐった、約500品目の生活に密着した商品群を、期間限定で実験販売する。

主な取り扱い商品群は、肌着、靴下、化粧水、文具、レトルトカレーなど。店内に無印良品の専用コーナーを設置して商品を集合展開する。商品陳列棚・POPなどの販促物は、両社で協議して作成したものを良品計画が提供する。

良品計画は、2019年1月28日までファミリーマートで商品を販売していたほか、海外では台湾のセブン-イレブンで商品を販売している。商品選定にあたっては、地域のニーズを第一に考え、過去の販売実績も加味した。

無印良品は、地球や時代へしっかり気を配り、買う立場から一切の無駄を省いた、自然でシンプル、リーズナブルな暮らしの基本商品を開発、販売してきた。

新型コロナウイルスの影響などにより消費を取り巻く環境が大きく変化している中で、日常生活にもっとも必要な暮らしの基本を、生活のすぐ近くにそろえたいと考え、今回の取り組みに至った。

無印良品の日本国内店舗数は2020年2月末で437店となっている。良品計画は、「日常生活にもっとも必要な暮らしの基本商品を提供する中で、より身近な生活に寄り添う場所で、無印良品の商品を購入できるチャネルの一つとして、コンビニエンスストアを位置付けている」という。

両社は企業理念に重なる部分があり、「圧倒的な美味しさ」「人への優しさ」「地球(マチ)への優しさ」という3つの約束を掲げているローソンとともに、生活者の暮らしにさらに役立つことを目指す。

ローソンと良品計画は、「今回の実験を踏まえて、無印良品商品の導入店舗の拡大や商品の共同開発などを検討する」とコメントしている。

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