くら寿司/「新型コロナ」で買い手減の愛媛県産養殖マダイ200トン購入
2020年06月19日 10:50 / 経営
くら寿司は6月19日、新型コロナウイルス感染症の影響で販路が減少しているマダイを愛媛県内の養殖業者5社から計約200トン仕入れると発表した。
同社は、「みかんぶり」、「みかんサーモン」などのフルーティーフィッシュの生産で、愛媛県内の養殖業者の協力を得ている。新型コロナウイルス感染症による外出自粛、飲食店などの営業自粛要請により、多くの漁業者が販路の減少に頭を悩まされている。
加えて、養殖魚を維持するためのエサ代などのランニングコストが経営を圧迫しているほか、出荷が滞ることで生けすが空かないため新たな稚魚が入れられず、次に出荷するための魚が養殖できないなどの問題も抱えている。
今回、マダイのメニューを新たに開発することで、買い増しできないかと考え、保管や品質の管理がしやすい冷凍を活用する企画を検討したもの。
なお商品は、10月頃をめどに販売する予定だ。
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