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いなげや/新中計で「4本部体制」に変更、意思決定を迅速化

2020年06月19日 12:05 / 経営

いなげやは6月25日付で、組織変更を実施する。グループの新中期経営計画を着実に実行するため、役割と責任を明確化し、迅速な意思決定により業務執行を円滑に推進させる組織体制とする。

現状の2本部体制から4本部体制(グループ経営企画本部・営業企画本部・営業本部・管理本部)に変更。4本部にそれぞれ取締役を本部長として配置し、配下部署のマネジメントと政策推進を実行する。

「営業企画本部」を新設し、営業政策の実行と、スピーディな業務推進を図る。「管理本部」を新設し、「グループ経営企画本部」配下にあった「財務部」と「人事部」・「総務部」を配下とすることで、管理セクションの業務効率化を図る。

「グループ経営企画本部」は、グループ経営を推進するため、ガバナンス体制の強化と、出店戦略、EC事業、カード戦略、サプライチェーン、情報システムなどで、グループシナジーの具現化を目指す。

4本部体制への変更に伴い、最適な組織体制に向けて組織の新設・移管等を行う。「グループ経営企画本部」配下に「グループ事業戦略部」を新設し、現状の各種事業の見直しや、グループ全体のサプライチェーン再構築、新たなビジネスモデルの研究・開発などを担う。

「店舗開発部」と「店舗建設部」を「グループ経営企画本部」配下に移管する。「グループ経営企画本部」配下の「経営企画室」を「経営企画部」に名称変更する。「営業本部」配下の「営業企画部」を「営業企画本部」配下に移管する。

営業本部」配下の「販売促進部」を廃止し、業務を「営業企画部」に移管する。「営業本部」配下の「物流部」を「物流運営部」に名称変更。「SDGs推進委員会」を新設し、グループビジョン“地域のお役立ち業”として社会に貢献するの実現につなげ、積極的に取り組む。

店舗運営体制を、「売上規模別」から、オペレーションや販売計画といった「店舗タイプ別」に移行する。「CSM販売部」は、「オペレーション推進強化型」と位置づけ、ローコストオペレーションを推進し、収益の改善を図る。

「SM販売部」は、「SM標準型」と位置づけ、いなげやとしての基本的な販売計画を実施し、恒常的な収益の確保を図る。「SSM販売部」は、「戦略強化型」と位置づけ、地域一番店になる販売計画を実施し、収益の最大化を行う。

グループ全体のガバナンスを強化する組織体制とするため、「監査室」を代表取締役の直轄とし、ガバナンス体制の強化を図る。「リスク管理委員会」を常設の組織として設置。「品質管理室」を「営業本部」配下から独立させ、グループ全体を所管する。

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