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スギHD/台湾のドラッグストアチェーンと業務提携、海外でPBを展開

2020年11月26日 12:40 / 経営

スギホールディングスは11月25日、台湾のドラッグストアチェーンのGreat Tree Pharmacy(桃園市)と業務提携したと発表した。

<11月25日の調印式。左からGreat Tree Pharmacyの鄭明龍法定代表人、スギホールディングスの杉浦克典副社長、杉浦広一会長>

業務提携では、Great Tree Pharmacyが運営する台湾の店舗内にスギ薬局のコーナーを設けることを計画。これに伴い、スギホールディングスでは、店舗での陳列・販売方法やオペレーションなどのノウハウをGreat Tree Pharmacyに提供・共有する。スギ薬局のロゴなどの商標を許諾するほか、人材交流も進める。

商品供給も行う。具体的には、スギ薬局のプライベートブランド(PB)商品をGreat Tree Pharmacyに提供する。まずは歯ブラシやシャンプーなどの日用品から始める。

スギホールディングスは業務提携を通じてPB商品の海外での事業拡大を狙う。台湾企業を選んだのは台湾が親日的であり、日本からの距離が近いことが理由という。また、業務提携を足掛かりに、東南アジアでの事業進出も計画していく。

一方、Great Tree Pharmacyは、顧客の健康を支援するなどの経営理念が似ていることからスギホールディングスを選んだとしている。

同社は1990年の創業で、台湾国内でドラッグストア「大樹連鎖薬局」を160店舗以上で展開。医薬品だけではなく、健康食品、ベビー用品、化粧品なども扱い、台湾のドラッグストア市場で独自のポジションを確立している。

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