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スシローGHD/京樽を完全子会社化、テイクアウト強化

2021年02月26日 15:20 / 経営

スシローグローバルホールディングスは2月26日、京樽を完全子会社化すると発表した。

同日、吉野家ホールディングスとの間で、同社の連結子会社である京樽の発行済株式の全てを取得する株式譲渡契約を締結したもの。

株式の取得価額は、守秘義務契約に基づき非公開だが、公平性・妥当性を確保するため、第三者によるデューディリジェンスを行い決定しているという。

グループは、2021年4月1日から社名をFOOD&LIFE COMPANIESに変更する予定で国内外において一層「食」で社会に貢献していこうと志している。

また、COVID-19感染拡大以降、外食に求められるニーズに大きな変化もあり、TO&D(Take-Out&Delivery)ニーズの高まりなど、グループもそうした変化への対応に迅速に取り組んでいる。

そうした中で、京樽が営む「京樽」は、テイクアウト寿司市場で高い知名度を誇り、好立地に出店しているなど、非常に魅力的な事業となっている。

また、京樽が営む回転寿司「海鮮三崎港」や寿司専門店「すし三崎丸」は、スシローGHDグループが市場シェア拡大余地の大きい首都圏・関東圏を中心に店舗展開があり、同地域におけるビジネス拡大に際して「京樽」同様に、非常に魅力的な事業であると考えている。

今回の株式取得を活用し、引き続き多様なお客のニーズの変化を捉え支持を得るように、より一層尽力するという。

2020年2月期の京樽の売上高は285億700万円、営業利益1億8000万円、経常利益1億7300万円、当期利益4500万円だった。

なお、京樽の資本金額がスシローGHDの資本金の額の100分の10以上に相当するため、京樽は特定子会社となる。

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