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ファンケル/横浜本社の職域接種完了、接種率73.3%・20代80%

2021年08月16日 13:20 / 経営

ファンケルは8月12日、横浜本社での職域接種を完了したと発表した。6月22日から、横浜市中区の本社で開始した新型コロナウイルス感染症ワクチンの職域接種を8月1日に完了した。ファンケルグループの従業員や家族などのうち、接種希望者は2390人で、期間中2380人に計14日間(土日含む)で2回の接種を行った。

今後の職域接種や副反応などの参考のため、自社での本社従業員などの職域接種のデータを公表したという。

<職域接種の様子>
職域接種の様子

接種ワクチンは、モデルナ社製で、毎日3人の医師が常駐し、予診、接種、経過観察を実施した。一日の接種人数は270人から380人で、12時30分~17時に接種を実施。接種時と経過観察時は就労扱いとした。

今回、本社勤務者876人のうち、ワクチン接種を2回終了した人は642人となった。本社勤務者の接種率は73.3%となった。年代別接種率をみると、20代79.8%、30代65.7%、40代74.4%、50代76.9%だった。今回、65歳以降は、職域接種前にワクチン接種を終えているケースが多かったため、60代以降の従業員はカウントしなかった。

なお、本社従業員以外の接種者(1715人)は、 グループの従業員や家族、関係者などとなっている。

<本社勤務者男女別年代別接種比率>
本社勤務者男女別年代別接種比率

「接種後の経過観察」(15分~30分)での副反応は、1回目の接種後の経過観察時にのみ副反応の訴えがあった。2回目の摂取後の経過観察では副反応の訴えはなかった。

いずれも会場での安静(じんましんのケース1件のみ点滴)で軽快した。最も警戒していたアナフィラキシーショックが疑われるケースは発生しなかった。

<接種後の経過観察での副反応>
接種後の経過観察での副反応

2回目接種後の当日夜以降の副反応については、具体的な数字のデータはないが、発熱や倦怠感が高い頻度で発生した。ファンケルでは2回目接種の翌日は、有給取得や在宅勤務などを奨励していた。

副反応の主な症状は、発熱、倦怠感、頭痛、胃痛、腕の痛み、腕の赤みなどで、副反応は、年代を問わず発生した。ほとんどのケースが12日程度で回復し、保健師(看護師)が対応する本社の相談窓口への副反応の相談は23件だった。

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