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ファミリーマート/3年間でITデジタル人財100人以上育成

2023年06月20日 15:02 / 経営

ファミリーマートは6月20日、社員を対象に今年の5月からシステム開発およびデータ活用領域における人財育成を推進し、今後3年間で約100名以上のITデジタル人財を育成する方針を発表した。

さらに、社員の業務効率化・生産性向上を目的として、希望する全社員を対象に統計知識を活用したデータ分析などの「リスキリング」支援も実施するという。

<デジタル人財を育成>

DX環境の進化など、外部環境が著しく変化しているなか、コンビニエンスストア事業においてもデジタルの活用が急務となっている。デジタル人財の中途採用および新卒時の職種別採用にも取り組む一方で、ファミリーマート社員の教育・育成にも注力し、店舗運営の省人化・省力化におけるデジタル化の推進および、スーパーバイザー(SV)の業務効率を図り、個店コンサルティングの強化につなげていく。

まず、「システム開発領域」の人財育成については、各本部のITデジタル分野において、システム部門と連携しながらプロジェクトを進行し業務改革の推進を担うことを目的に、自部門業務に加えシステム開発に関する知識を有する人財を育成する。期間は、2023年6月1日~2024年5月31日まで、対象者は同社社員6名。要件定義やシステム化企画など、システム開発の基本業務をOJT含め1年間実施する。

「データ活用領域」の人財育成については、社内に蓄積されたデータを活用し担当領域に応用できる高度なITデジタル人財を育成することで、各部門におけるDXの推進につなげる。期間は、2023年5月1日~7月31日、2023年10月6日~12月8日、2023年11月13日~2024年1月31日の3回で、対象者は既存業務においてデータ分析に従事している社員各回約20名ずつ。各部門の業務を踏まえた課題設定・分析設計からデータ加工・分析スキルを習得する約40時間の研修を行う。

全社員を対象にした「リスキリング」支援については、IT・デジタルリテラシー向上を図り、データ活用を通じて担当業務の質向上につなげる。期間は、2023年6月1日~2024年5月31日で、対象者は、受講希望をする社員約1200人。内容統計知識を活用したデータ分析など10項目のe-Learningを実施する。

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