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中野セントラルパーク/リユース容器シェアリングサービスの実証実験

2023年07月26日 12:30 / 経営

東京建物、キリンホールディングス、丸井グループの3社は7月24日~28日、国内の廃棄プラスチック問題解決に向け、東京都中野区の複合施設「中野セントラルパーク」において、カマンのリユース容器を活用した容器シェアリングサービスの実証実験を実施する。

<リユース容器Meglooの提供イメージ>

実証実験は、カマンが提供するリユース容器Megloo(メグルー)を、中野セントラルパークに出店するキッチンカーのテイクアウト容器と置き換えることで、使い捨てのテイクアウト容器の廃棄を減らすことを目的とした取り組み。実証実験では、キリンホールディングス本社が入居する中野セントラルパークサウス前にリユース容器Meglooの回収ボックスを設置し、回収ボックスに返却されたリユース容器Meglooをカマンが回収・洗浄した後、再度キッチンカーに提供し繰り返し使用する。

<リユース容器Meglooの回収ボックス>

中野セントラルパークに出店するキッチンカーは、直近3カ月で1日あたり平均443人が利用している。今回の中野セントラルパークにおける実証実験には合計35台のキッチンカーが参画する予定で、実験期間中には、約3割の人にリユース容器Meglooを利用してもらい、テイクアウト容器の廃棄を約3割減らすことを目指す。キッチンカーの利用者には、実証実験に参加することで、身近な食を通じた持続可能な資源循環への貢献を実感してもらえると考えている。

東京建物グループは、マテリアリティ(事業との関連性が高い重要課題)の一つとして「循環型社会の推進」を特定しており、廃棄物の削減や資源の有効活用などの取り組みを推進してきた。今後もさまざまな事業活動を通し、持続可能な社会の実現に貢献するという。

中野セントラルパークは、中野四季の森公園を含む約3.0ha の開放的な緑地空間を囲うように、オフィスを中心に商業・賃貸住宅・コンベンションホール・貸会議室等を集積させた複合施設。2012年の全体竣工以来、さまざまなイベントを実施しており、平日・休日を問わず多くの人が利用している。

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