favy/モバイルオーダーとサブスクシステム展開、28億円を調達
2024年01月19日 14:20 / 経営
全国にシェア型フードホールや店舗DXのためのモバイルオーダーやサブスクシステムを展開するfavyは1月16日、博報堂DYベンチャーズなどを引受先とした第三者割当増資、大和ブルーフィナンシャルからのベンチャーデットにより、シリーズCラウンド合計で約6億円の資金調達を実施した。これにより累計調達額は約28億円となった。
2015年7月の創業以来、「飲食店が簡単に潰れない世界をつくる」という目標の下、デジタルの力で飲食業界のマーケティング環境を変えるべく、20万円で飲食店開業ができるシェア型フードホール/横丁を全国に展開し、モバイルオーダーやサブスクシステムの開発・提供を行ってきた。
2019年1月、東京・銀座でシェア型フードホール「re:Dine GINZA」のオープンを皮切りに、鹿児島県、大分県、宮崎県、 宮城県などで横丁を全国的に拡大している。2023年12月現在、入居者のエントリー数は450組を突破、出店店舗数は80組以上、シェア型フードホール/横丁への合計来場数は約20万人を超えた。
また、数々の知見を貯めてきた結果、フードホール専用のモバイルオーダーを開発し、大手デベロッパーを中心に3500店以上が導入した。今後は、このモバイルオーダーやサブスクシステムを通じて累積される購買データや購入者データを活用した、各店舗のリテールメディア化を本格的にスタートする。
さらに、モバイルオーダーのGMV(流通取引総額)は、2023年4月からの本格機能リリースから2023年12月までの期間で約320%増加した。
favyのリテールメディア化の中核として、モバイルオーダーやサブスクシステムとメディアや各媒体の広告タグと連動することで、来店までの情報接触経路や来店単価を算出することができる。これまで推測値でしか出すことのできなかった来店計測が可能になり、来店単価を指標に改善することが可能となった。
favyが集計した直近3カ月の平均決済単価は、事前決済型の平均決済単価は1700円、事後決済型の平均決済単価は9300円となっており、検索連動広告やSNS広告の活用で、来店CPAやROASの向上にどの程度つながるかというデータをとりながら運用テストを行う。
さらに、購買データや接触データを利用したリテールメディアとしての広告メニューを展開することで、業務効率の改善だけではなく、収益化も行えるモバイルオーダーとして進化をさせるという。
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