紀伊国屋書店/旭屋書店・東京旭屋書店の株式取得に向けCCCと協議開始

2024年08月30日 16:09 / 経営

紀伊国屋書店とカルチュア・コンビニエンス・クラブ(以下:CCC)8月30日、CCCの子会社である旭屋書店および東京旭屋書店の全株式を紀伊国屋書店へ譲渡する方向で株式譲渡契約の締結に向けた協議を開始したと発表した。

紀伊国屋書店

全国出版協会・出版科学研究所によると、2023年の紙の出版物(書籍・雑誌)の推定販売金額は前年比6.0%減の1兆612億円となり、年々下落傾向が続いている。

一方、日本全国で書店が減少する中、2024年3月には、経済産業省が「文化創造基盤としての書店の振興プロジェクトチーム」を設置した。

このような出版・書店業界において、紀伊国屋書店とCCCは、「街に書店があり続け、より多くの人々が読書習慣を育み、本を通じた『知』や『文化』との接点を持ち続ける豊かな未来を、書店自らの手で切り拓いていく」をミッションに、2023年10月、日本出版販売とともに共同出資会社のブックセラーズ&カンパニーを設立し、書店主導の出版流通改革を進めている。

約80年の歴史を持つ旭屋書店および東京旭屋書店は、2018年よりCCCグループに参画。旭屋書店および東京旭屋書店が、地域に密着し、文化的な価値を提供し続けながら、現在の外的環境も踏まえ、持続可能な経営を推進していくことを目的として、紀伊国屋書店とCCCは株式譲渡契約の締結に向けた協議を開始したという。

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