これまでは、商品の価格帯は、個別商品ごとの原価を反映させ、明確なプライラインを持っていなかった。
2016年のコレクションからは、例えば、クッションカバーでは1500円、2000円、2500円、3500円など、区切りのよい価格を意識したプライラインを設定する。
春の新生活に向け、部屋の香りを変える提案を強化し、フレグランスを強化。初めて、香り、容器などをカスタマイズできるフラグランスを限定40店で展開する。
リフィル20SKU、ボトル14SKU、リード10SKUを展開。香りのティスティングもでき、約2800通りのオリジナルギフトが作成できる。価格は3000円前後で、専用ギフトBOX入りで販売する。
そのほか、初めてのフランス産のオリジナルフレグランス「ヴェルテージュシリーズ」20SKU(2700円、3900円)を導入。フランスで調合される香料にこだわり、フランスの老舗フレグランスメーカーで生産した。
素材のグレードアップにも取り組み、タオルでは初めて、大阪のタオルの生産地である「泉州タオル」を導入した。
現在の年間入店客数は約5000万人で、メルマガとアプリを合わせた会員顧客数は83万人、20代~40代の女性がフランフランを利用している。
Facebookで約12万人、Twitterで約4万5000人、Instagramで約4万人のフォロワーも獲得している。
女性が気軽に友達にあげるパーソナルギフトとしての需要も高く、ギフト比率は約30%となっている。
BALS(バルス)は、Basic Art Life Styleの頭文字を合わせた社名で、デザインによって新たな付加価値を創造し、住環境における文化的で感性豊かなライフスタイルの提案を目標としている。
企業理念は、VALUE by DESIGN(デザインによって創出される価値)で、BALSの商品によりもたらされる、楽しく、幸福な時間や空間(=楽しい生活)と定義している。
2016年は、これまで展開してきた「BALS TOKYO」「AGITO」「J-PERIOD」の各ブランドを廃止した年であり、2017年からはFrancfrancが唯一の展開ブランドとなる。
店舗閉鎖は一巡し、9月末時点で国内128店(うちアウトレット業態のフランフランバザーは25店)、海外(香港)5店、合計133店を展開している。
2017年は新規出店ではなく、既存店の改装に注力し、商品だけでなく接客も含め既存店の競争力の強化に注力する方針だ。
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